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2023.12.28印刷物

最終更新日:2024年2月1日

チラシデザインの相場と金額が違う理由とは?安く作る方法も解説!

チラシデザインの相場と金額が違う理由とは?安く作る方法も解説!

チラシデザインの相場を調べると金額の違いに戸惑う事がありませんか?
料金相場はチラシに関する様々な理由から異なってきます。
まずは、チラシデザインの料金相場の仕組みを理解する事が大切です。
そのため、本記事ではチラシデザインの相場と料金の違いが発生する理由。料金を調べる為に決めるべき事、チラシを安く作る方法を解説いたします。

■チラシデザインの相場の違いはなぜ?

チラシデザインの相場の違いはなぜ?

チラシデザインの料金相場は、チラシの仕様、印刷の仕様、部数、チラシのデザインや印刷をどこに依頼するかで大きく変わってきます。

  • チラシの仕様とは、
  • サイズ
  • 紙の種類
  • 紙の厚さ
  • 片面、両面
  • 印刷の仕様とは、
  • 色(カラー/モノクロ)
  • 印刷方法 (オフセット印刷、オンデマンド印刷など)
  • 加工(折り、ラミネートなど)
  • などです。

また、デザインへのこだわりや複雑さ、掲載内容の量、提示するデザイン案の数、納期、依頼する会社によっては修正回数も料金に影響します。
そのため、各チラシデザインの相場紹介や業者のホームページを見て調べようとしても、
見る料金表により相場が異なっているという訳です。
相場を調べる際は、その金額の内訳も一緒に知る必要があります。

■チラシデザインの相場を知る為に決めるべきこと

チラシデザインの相場を知る為に決めるべきこと

チラシデザインの相場を正しく知るには、制作するチラシや印刷の仕様、依頼先の種類などを決める必要があります。
その決めた内容と近いチラシデザインの相場が参考になる料金になります。
相場を知るために決めるべきことを説明いたします。

チラシのサイズ

チラシのサイズは印刷会社にもよりますが、様々な種類が用意されています。

チラシのサイズ

A版であればA7~A3、B版であればB8~B3くらいまで種類があります。
用途や掲載量で選びますが、目安は以下を参考にしてください。

用途別チラシサイズ

チラシが大きくなるほど、デザイナーがデータを作る時間が掛かります。そのデザイン費用は高くなります。
そして、印刷費用も当然高くなります。

紙の種類

チラシデザインの相場は、選ぶ紙の種類で変わってきます。

  • 紙の種類は、
  • 光沢紙(マット紙):光を反射する加工がされています。ツルツルした感触の発色が鮮やかな仕上がりになる紙です。写真や色を多く使ったチラシデザインに最適です。
  • 半光沢紙(マットコート紙):光の反射を抑えた艶消しの加工がされています。落ち着いた高級感のある仕上がりになる紙です。印刷した文字が読みやすいため、文字量が多いチラシに向いています。
  • 普通紙(上質紙):一般的なコピー用紙に近い紙質。光沢紙や半光沢紙と比べて色が沈んだ仕上がりになります。そのため、書き込みをする時には適した紙です。

その他にも特別感を演出できる高級紙があります。

紙は金額だけでなく、チラシデザインそのものにも影響します。
予算とデザインに合った紙の種類を選ぶようにしてください。

紙の厚さ

チラシデザインに適したサイズは数種類あります。

  • 90㎏:チラシしては標準的な厚さです。新聞折り込みチラシやポスティング用チラシに使う事が多いようです。
  • 110㎏:少し厚手でお札と同じくらいの厚さです。店頭チラシやイベントフライヤーに適しています。
  • 135㎏:チラシとしては厚手です。雑誌の表紙くらいの厚さになります。

配布チラシというよりは、長く使用する会社案内や商品案内、飲食店のメニューの利用に向いています。

紙の厚さ

この㎏という単位が分かりづらいかと思いますが、「㎏」とは原紙を1,000枚重ねた時の重さで表しています。

1枚あたりの厚さを㎜で表すと紙の種類より異なりますが、光沢紙(コート紙)の場合は以下です。

  • 90kg:0.08mm
  • 110kg:0.1mm
  • 135kg:0.12mm

となります。

紙の厚さによりチラシデザインの雰囲気も変わってきます。
厚いと高級感があり、薄いとカジュアル感がでます。
デザインや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

色(カラー/モノクロ)

印刷にはフルカラーと単色があります。
フルカラーにするのか、単色にするのかでチラシデザインの相場が変わってきます。
印刷の種類に片面印刷と両面印刷があります。色の種類としては、片面1色、両面1色、片面4色、両面印刷(表4色、裏1色)、両面4色などがあります。
金額的は、単色の方が当然安価になります。商品を掲載している場合はフルカラーチラシにした方が見やすくなります。そのため、予算やデザインで選ぶ必要があります。

チラシの印刷方法

チラシの印刷方法には、オフセット印刷とオンデマンド印刷、デジタル印刷などがあります。
それぞれの違いを少し説明します。

■オフセット印刷
印刷する際に版を利用して印刷する方法です。
昔ながらの印刷方法で、文字や写真を鮮明に印刷する事ができます。そのため、綺麗に印刷したい時に適しています。
部数が多い時は良いですが、版を作る分費用が高くなるため少部数のチラシですと割高になります。

■オンデマンド印刷
印刷データを直接紙に印刷する方法です。版を作らずに印刷できるため納期に余裕がない時や少ない部数の時に適しています。
ただ、オフセット印刷と比べると印刷の質に差が出ます。細部まで鮮明な仕上がりを求める場合は、オフセット印刷にした方が良いです。

■デジタル印刷
版を使用せずCMYKの4色で組み合わされた色をデジタル印刷機で再現し印刷する方法です。
オンデマンド印刷に似ています。印刷の仕上がりはオフセット印刷に極めて近い高精度な印刷を行うことができます。
ただし、色ムラが発生する場合があるため面積の広いベタ塗りのデザインには向いていません。

デザインに合わせて適した印刷方法を選んでください。

チラシの加工

チラシを印刷して完了か、それとも更に加工するかで費用が変わってきます。
加工には下記があります。

折り加工

新聞の折り込みチラシ・ポスティングチラシ・パンフレットに行う加工です。2つ折り、巻き3つ折り、開き観音折りなどがあります。

ラミネート(パウチ)加工

紙の表面に透明なフィルムを貼る加工の事です。
耐久性や耐水性が強くなるため、飲食店のメニュー、卓上POPなどに使われます。

チラシデザインの依頼先

チラシデザインの相場は、どこに依頼するかで大きく変わってきます。
依頼先としては大きく分けますと

  • フリーランスのデザイナー
  • デザインの制作会社
  • 印刷会社


があります。
チラシデザインの依頼先により得意分野や業務範囲、金額などが異なります。
それぞれの特徴を把握して自社に合った依頼先を見つけましょう。

フリーランスのデザイナー

会社に属さずに活用しているデザイナーになります。1人で行っている事が多いです。
業務範囲としては、デザインのみしか行わない事が多いです。そのため、別途印刷会社の手配が必要になります。
フリーランスのデザイナー=安いと思われがちですが、決してそうではありません。
デザイナーによっては安価な価格で請け負っている所があり、デザイン費用を安く抑えられます。しかし、デザイナーによって価格差がありますので注意が必要です。
また、デザインのスキルや経験も人により大きな開きがあります。その慎重に選定する必要があります。
印刷会社の手配が別途になる場合は、データ入稿後も印刷段階に入るまで親切に対応してくれるデザイナーを選ぶようにしてください。
入稿後には印刷会社でのデータの確認作業があります。その確認の段階で、問題が発生して修正が必要なる場合があります。そのため対応をお願いする必要があります。

デザイン制作会社

デザインの制作をメインに行っている会社の為、高い技術と経験がある会社になります。
デザインにこだわりたい。他社とは違うオリジナル性豊なチラシにしたいとう方には適している依頼先です。
大半の会社がデザインから印刷の手配までトータル的に行っています。しかし、中にはデザインのみの場合もあります。その際は、別途印刷会社の手配が必要です。
注意点としては、デザイン制作に時間を掛けるため納期が長めになる傾向があります。
また費用はやや高めです。
とはいえ、チラシの制作に関して丸投げできる楽さ高いデザイン技術と豊富な知識と経験は魅力的なメリットでしょう。

印刷会社

印刷をメインとして行っている会社になります。そのためデザインはオプションサービスの1つとして行っている所が多いです。
印刷にこだわりたい。急いでいるので短納期が希望という方に適している依頼先になります。
メリットは費用が安い事。レベルは別としてデザインから印刷まで一貫してお願いできる点です。
初めに説明しましたが、主は印刷でデザインはオプションです。
そのためデザインの質は期待できません。オペレーターと呼ばれる人達が作るためデザインに関する提案は望めません。こちらで企画や構成、デザインの方向性を考える必要があります。それを伝えて形にしてもらうだけです。デザインというよりデータ作成に近い作業になります。
デザイン性が低くシンプルなチラシや、既に作ってもらう内容が明確になっている時に依頼すると良い会社になります。

その他の費用(撮影、素材、ライターなど)

チラシデザインの相場は、デザイン制作や印刷費用以外にも掛かる費用があります。何をどこまでやるのかで変わってきます。
よりクオリティーの高いチラシデザインを制作するために、

  • プロのカメラマンによる撮影
  • 有料の画像やイラスト素材や、イラストレーターによるオリジナルのイラスト
  • プロライターによるインタビューや原稿作成


などが必要になり、その分費用も掛かります。

■チラシデザインの相場を一挙公開

チラシデザインの料金相場は、大きく分けて「チラシデザインの制作費用」と「チラシの印刷費用」の合計になります。
この両方の費用を把握することで、より詳しい相場を知る事ができます。
今回は、チラシデザインとチラシ印刷に分けてそれぞれの相場を紹介します。

チラシデザインの相場

チラシデザイン費用は、チラシのデザインや原稿作成。そして最終的に印刷会社に入稿するための入稿データの作成までが含まれます。
下記は料金相場の一覧表です。サイズごとの片面フルカラーと、両面フルカラーでまとめました。

チラシデザインの相場

チラシデザインの費用は、掛かる工数や手間に比例します。
そのためサイズが大きいほど相場は高くなります。また片面より両面フルカラーの方が当然高くなります。
また、依頼先により費用は変ります。フリーランスのデザイナーか、デザインの制作会社か、印刷会社かで費用は異なります。

チラシ印刷の相場

チラシの印刷費用は、入稿データの確認、印刷作業、印刷用紙。チラシデザインによっては色校までが含まれます。
下記は料金相場の一覧表です。サイズごとの片面フルカラーと、両面フルカラーに加え、部数違いの費用も入れてまとめています。

チラシ印刷の相場

上記相場一覧表は、数社の印刷会社を見比べて作っています。
こちらを見ると分かりますが、印刷費用に関してはサイズが小さいほど安いという訳ではありません。印刷依頼が多いサイズが安くなる傾向があるようです。(各社違いはあり)
そのため各社の料金表はよく確認するようにしてください。
また、通常の一般的な印刷会社に依頼するのか、ネット印刷に依頼するのかでも金額は異なってきます。最低がネット印刷、最大金額が一般的な印刷会社の金額の目安になります。

■チラシを安く作る方法とは

チラシを安く作る方法とは

チラシを作る際は、できるだけ安く作りたいと誰しも思うはずです。この安く作る方法ですがいくつかあります。
今回はこれからチラシを作る人に向け「チラシを安く作る方法」厳選3つをお伝えします。
ぜひ参考にしてください。

デザインと印刷を別会社に依頼する

一番安くチラシを作る方法は、自分でチラシデザインを行う。そして、印刷会社に印刷を依頼する事です。
自社で印刷すれば更に安いのでは?と思うかもしれません。しかし、会社にあるコピー機はリース型が多く1枚印刷する事に料金が課金されます。更に印刷用紙代も掛かります。
そのため数枚なら良いですが、多いと印刷会社に依頼する以上に費用が掛かります。ですので、印刷は専門会社に依頼する方が良いでしょう。
また、チラシデータは、自分で作成するのは少々ハードルが高いと言えますので
その場合はデザインを外部に依頼した方が良いのです。
費用的には制作会社よりフリーランスのデザイナーに依頼する方が安く上がる傾向があります。
フリーランスの費用は幅が広く安いところから高いところまであるため注意が必要です。また、信頼できる人に依頼した方が良いです。良く知っている人や実績のある人が良いでしょう。
本当に予算がなく困っている時は、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングに依頼するという方法もあります。この場合は実際に合わず。声も聴く事もなく依頼し作業が進んでいくため、初めての人は不安を感じるかもしれません。安いですが安心感には欠けます。

納期を長めに設定する

チラシの印刷費用は、納期で変わってきます。
今回チラシ印刷費用の相場一覧表を作るにあたり、数社の印刷会社を調べました。どの印刷会社も共通して、納期ごとに料金を決めておりました。
当然納期が短ければ高く、長ければ安くなります。
そのため出来るだけ納期を長めに設定する事で費用を抑える事ができます。
デザイン制作の費用は、印刷同様に納期に余裕があった方が費用を抑える事ができます。しかし、大事なのは決められたスケジュール通りに進める事です。
デザイナーの確保があり、スケジュール通りに進まず期間が延びると逆に料金が高くなります。また、修正回数が多いと追加料金が発生する場合がありますので注意が必要です。

デザインテンプレートで印刷会社に依頼する

チラシの印刷会社は、デザインがオプションや無料のところがあります。一括でお願いする事によりチラシデザインの料金を安く抑える事ができます。
またより安く作るにはテンプレートの活用がオススメです。テンプレートを使うことによりデザイン制作に関する工数や手間を減らす事ができます。
ただしテンプレート使用は、他社と同じもしくは似たデザインになる場合があります。オリジナル性に欠けたチラシデザインになるという事です。
デザインへのこだわりが特にない際におすすめな方法です。

■まとめ|チラシデザイン相場における注意点

チラシデザインの相場の仕組みや金額の違いは理解できましたでしょうか?
最後に注意点をお伝えいたします。
チラシのデザイン制作において費用は大事ですが、それだけが全てではありません。
制作する際は下記注意点を踏まえて進めるようにしてください。
・チラシの目的、ターゲット、用途にあったデザインや印刷の仕様、依頼先を決める
・デザイナーとの認識ズレをなくすためにチラシデザインのコンセプトやイメージは明確に伝える。(修正回数増加は費用追加の元)
・ネット印刷会社は印刷のクオリティーの差があります。依頼時にはインターネット上の評価を確認しましょう。

依頼先の選定はチラシデザインを成功させる重要なポイントです。
気軽にに相談できる制作会社をお探しの際は、下記エー・エムー・ティーまでご連絡ください。

カタログ・チラシのお問い合わせは

【この記事のライター】

筆者情報

AMT編集部

長年の歴史でつちかってきた、確かな技術と経験・実績に裏打ちされたお役立ち情報をコラムとして配信しております。
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