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2025.09.172025.09.16
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アドビの動画編集アプリ Premiere Proを起動したときに「ビデオドライバーはサポート対象外です」と表示されるときの対処方法を紹介します。このまま無視して起動することもできるのですが、毎回表示されるのでストレスに感じる場合は対応が必要です。

エラーが発生した環境
OS: Windows 11 Pro 24H2
モデル: Lenovo Yoga Pro 7
グラフィックボード: Intel Arc 140T 16GB
解決方法
まずは指示に従って進めてみます。グラフィックボードのドライバーがPremiere Proに対応していないということですので、最新版のドライバーをインストールするようです。
修復ボタンでサイトへ移動
修復ボタンをクリックします。

下記にサイトに遷移しました。今回はLenovoのノートPCの内臓ビデオカードであるInterl Arc系でしたのでインテルのドライバがダウンロードできるサイトでした。ここはグラフィックボードによって飛び先が変わります。GeForce系であればNvidia、Radeon系であればAMDのサイトに遷移するはずです。
ドライバーのダウンロード
ダウンロードボタンをクリックします。gfx_win_101.7029.exe というファイルのダウンロードが始まります。ドライバーとユーティリティソフトがセットになったインストーラーだと思われます。

https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/785597/intel-arc-iris-xe-graphics-windows.html
ドライバーのインストール
ファイルをダブルクリックしてインストールしていきます。お馴染みのシステム警告が表示されますので「はい」をクリックして進みます。

解凍・展開が始まります。

インストーラーが立ち上がります。「インストールを開始」をクリックします。

問題なければ「同意します」をクリックします。

問題なければ「同意する」をクリックします。

インストール内容が表示されます。ユーティリティなどが不要な場合は「カスタマイズ」から設定できます。今回はトラブル回避のためすべてインストールします。「開始」をクリックします。

インストールが始まります。

インストールが完了しました。再起動を行います。

再起動してPremiere Proを起動
再起動が完了したらPremiere Proを起動してみます。

エラーが出ることなく起動しました。
修復後に編集やエンコードなど試してみましたが、無視して起動した場合とパフォーマンスに差は感じませんでした。
それでも解決しない場合
今回は案内された先のリンクが適切であり、インテルのドライバ・ユーティリティーをフルインストールしたため簡単に解決することができましたが、指示通りインストールしても解決しない場合のコツもご紹介します。
自分の使っているグラフィックボードの詳細を知る
自分が使用しているPCのグラフィックボードの名称はエラーメッセージに記載されています。下記ではIntel(R) Arc(TM) 140T GPU(16GB) が名前です。この名前からドライバーを探します。

何らかの理由で上記エラー画面が見れない場合は、スタートメニューから device で検索します。「デバイスマネージャー」が表示されますのでクリックします。

デバイスマネージャーが起動します。「ディスプレイ アダプター」の項目を探し矢印アイコンをクリックして開きます。今回はIntel(R) Arc(TM) 140Tが表示されています。Premiere Proを起動した際のエラー画面で表示されたものと同じ内容が表示されます。

ドライバーを探す
グラフィックボードの名前がわかればあとはドライバーを探すだけです。GeForceであればNvidia、RadeonであればAMD、ArcなどのIntel系であればIntelのサイトから検索します。下記に簡単な手順を紹介しますが、わからない場合は「グラフィックボード名 ドライバー インストール」などで検索しましょう。
GeForceのドライバー
GeForceのドライバーは下記Nvidiaの公式サイトから探すことができます。「ドライバーを自動更新する」からユーティリティーソフトをインストールすると、自分のグラフィックボードにあったドライバーを自動でインストールしてくれます。

https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers
ユーティリティーを入れたくない場合は手動でドライバーを検索します。NVIDIA GeForce GTX 1080 の場合は下記のようにプルダウンから選択していきます。わからない場合は自動更新の方をおすすめします。
製品カテゴリ: GeForce
製品シリーズ: GeForce 10 Series
製品を選択: GeForce GTX 1080
Radeonのドライバー
Radeonも同様です。AMDの公式から同じ要領でグラフィックボードを自動判定してくれるユーティリティソフトか手動でのドライバーのインストールを行うことができます。

https://www.amd.com/ja/support/download/drivers.html
まとめ
Adobe Premiere Proのビデオドライバーエラーについて紹介しました。Premiere Proは常に最新のドライバーを参照しており、最新でない場合はこのエラーが出るようです。更新しないと不具合が出たり、本来のパフォーマンスを発揮できない、といったこともないと思われます。
そのまま起動しても使えるため更新しないという選択肢もあります。Premiere以外のアプリが逆に古いバージョンにしか対応していない場合などにはあえて更新せず使い続けるのもありです。バージョンアップは簡単でもバージョンダウンは手間がかかることもありますので、状況に応じた対応をしていきましょう。
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