WindowsでUSキーボードがJIS配列として認識される時の直し方【外付けUSB対応】

2025.11.262025.11.26

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昨今、入力デバイスとしてのキーボードにこだわるユーザーが増えているように感じます。文章を書くことを生業とされている方やITエンジニアのようにテキストを打ち込む機会の多い職種では特にその印象が強くあります。

ここで問題となるのが、ノートPCにUS配列のキーボードを繋いだ場合、本体の日本語キーボード(JIS配列)と外付けの英語キーボード(US配列)で齟齬が生じてしまうことです。Macであれば外付けキーボードの配列を自動認識してくれますが(ここで誤認識が生じてハマるケースもありますが)Windowsではそうはいきません。

今回はWindowsのノートPCを使うときには日本語配列でそのまま使用でき、外付けで英語キーボードを繋いだときもシームレスに使える環境を設定していきます。

US配列の外付けキーボードを使えるように設定する

最初にUS配列の外付けキーボードを使えるように設定していきます。USBであれBluetoothであれ、接続すれば使えるのは当たり前なのですが、ここで言う「使える」とは「ちゃんとUS配列のキーボードとして使える」という意味になります。

Windowsの場合、ただ繋いだだけでは日本語のJISキーボードとして認識されるため、キーボードの刻印通りに文字が打てません。Shift+2を入力して「@」が表示されるのが正常ですが、「”」が表示されているはずです。

キーボードレイアウトの設定を変更する

「設定」から「時刻と言語」を選択します。

「言語と地域」を選択します。

「日本語」の三点リーダーをクリックして「言語のオプション」を選択します。

下の方にスクロールすると「キーボード」という項目があります。その中の「レイアウトを変更する」ボタンをクリックします。

※画像では「キーボードレイアウト:英語キーボード(101/102キー)」となっていますが、通常は「日本語キーボード(106/109キー)」となっています。

青いウィンドウが表示されます。「接続済みキーボードレイアウトを使用する」を選択肢、「今すぐ再起動する」をクリックして再起動します。

何が変わったのか?

再起動すると外付けのUS配列キーボードがきちんとUS配列キーボードとして使えるようになっているはずです。但し、この時点ではノートPCのキーボードもUS配列と認識されている状態です。これでは「英語キーボード(101/102キー)」に設定変更したのと変わりません。

この後にノートPC側のキーボードをJIS配列のキーボードとして使えるようにレジストリを設定していくわけですが、「接続済みのキーボードレイアウトを使用する」の設定はその前段階の作業です。こちらを選んでおかないと、この後の作業を行っても場合わけの条件が成立せず、キーボードの使い分けができません。

ノートPC本体のキーボードを日本語JIS配列で使えるようにする

ノートPC本体のキーボードをJIS配列で使えるように設定していきます。この作業ではレジストリの変更を行います。キーボードのレジストリを変更するだけではありますが、元の数値をメモしたりキャプチャを取るなりして進めてください。

デバイスインスタンス パスを調べる

キーボードのレジストリを変更するために、まずキーボードのデバイスインスタンス パスを調べます。これはPCに接続された様々なデバイスを識別するための識別子です。

デバイスマネージャーを立ち上げます。スタートボタンから「デバイス マネジャー」を検索して立ち上げます。

デバイスマネージャーは「Windowsキー+X」で立ち上がるメニューからも選択できます。簡易的なランチャーのようなものです。便利な機能ですので覚えておいてもよいかもしれません。

デバイスマネージャーの「キーボード」の中に「標準PS/2 キーボード」があります。右クリックから「プロパティ(R)」を選択します。

プロパティのウィンドウが立ち上がります。「詳細」タブに切り替え「プロパティ(P)」のセレクトボックスを「デバイス インスタンス パス」に切り替えます。「値(V)」の中にある値をコピーします。右クリックするとコピーできます。後ほど使用しますのでテキストファイルなどの控えておいてください。

レジストリを変更する

レジストリを変更していきます。レジストリエディターを起動します。

アカウント制御が出る場合には「はい」を選択してください。

下記のような画面が表示されます。フォルダのようなツリー構造になっています。「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\ACPI」まで辿っていきます。さきほどコピーした値も「ACPI\*********\***********」のような構造になっていますので、該当する箇所を探します。

コピーした階層の直下に「Device Parameters」というフォルダがありますので、その中身を確認します。「OverrideKeyboardType」「OverrideKeyboardSubtype」というふたつの項目があるはずです。この2項目はシステム全体に影響を与えるグローバル設定となっています。

US配列の外付けキーボードを使えるように設定するで現在はグローバル設定がUS配列になっている状態ですので、これを日本語配列の設定に戻していくということです。

右クリックから「修正(M)」を選択することで数値を変更することができます。

「修正(M)」を選択すると下記のようなウィンドウが開きます。この例では「OverrideKeyboardType」を開いています。「値のデータ(V)」を変更することで設定を変えることができます。

今回はグローバル設定を日本語に戻す必要がありますので、下記数値を設定します。 OverrideKeyboardType=2 OverrideKeyboardSubtype=7

下記の状態になっていればOKです。レジストリを変更しましたので再起動します。

再起動して確認

再起動後にノートPC本体の日本語キーボード、外付けのUSキーボードそれぞれの動作を確認します。それぞれ正しく動作していれば完了です。

そもそもなぜ英語キーボードを買うのか?

大きな理由のひとつは英語キーボードを対象に含めると選択肢が圧倒的に広がるからです。打ち心地を追求したキーボードと言えば、東プレのReal ForceやHHKB、FILCOのMajestouchなどが有名です。これらのメーカーは日本語キーボードのラインナップも豊富です。

英語キーボードも使えるようになると上記に加えてRazer、ASUSのROG、本家Logitechなどのゲーミング系やEpomaker、Keychron、Perixxなど用途に応じて様々な製品を選択することができるようになります。ホットスワップ対応のモデルを選べば、同じキーボードでスイッチを自由に変更可能となります。自作するにしても英語キーボードの方が選択肢が広がります。

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