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2024.01.30印刷物

最終更新日:2024年8月23日

チラシ制作を自分で行う!お得で簡単な方法とは?手順からコツまで解説

チラシ制作を自分で行うことになったとしたら、分からない事が多く不安に思うことでしょう。しかも上司から、費用を抑えて、お得にチラシを作るように言われたら困りますよね?
本記事では、チラシ制作を自分で行うメリット、簡単に行う方法、手順、ソフト、テンプレート、コツ、注意点などを初心者でも分かるように解説いたします。

■チラシ制作を自分でするのは本当にお得なのか

チラシ制作を自分でするのは本当にお得なのか

チラシ制作を自分で行うことは、はたして本当にお得なのでしょうか?手間や費用、目的などから、本当にお得なのかを分析して解説いたします。

チラシ制作を自分で行った際の手間を考える

チラシ制作を自分で行うと、費用面は抑える事はできます。しかし、抑えた費用を引き換えに制作するという「手間」が発生します。
制作に慣れていて、効率良く短時間で出来るのでしたら業者に依頼するより、お得と言えましょう。
しかし、初めて制作するとなると当然時間掛かります。手順や作り方、注意点や印刷業者の選定など、制作前に調べる事から始まります。それから制作するのですから、非常に多くの時間を要する事になります。
チラシ制作に時間を掛けるという事は、その分通常業務をする時間を奪われます。最悪な場合は残業が発生します。
また、時給換算した際に業者に依頼した方が安かったという事もあり得ます。そうなるとチラシの自作がお得ではなくなります。
始めて制作する際は、自分がどの程度チラシ制作に対して知識を持っているか。制作時間にどのくらい掛かるのかを一度計算してから実施する方が良いでしょう。

チラシ制作した後に自分で印刷する費用

チラシ制作はデータを作って終わりではなく、最後に印刷作業が待っています。
印刷会社に出さずに費用を抑えようと思っているのでしたら、一度予定している印刷方法と外注に出した場合の費用を見比べる事をおすすめいたします。
印刷会社に依頼しない場合の印刷方法としては、社内のコピー機もしくはコンビニでの出力が方法として挙げられます。
社内のコピー機は印刷用紙に加え、印刷1回ごとにカウンター費用が掛かります。
カウンター料金の相場はカラー印刷で10~12円になります。
社内のコピー機での出力は意外に費用が掛かります。しかも印刷仕上りも印刷に比べると落ちます。
チラシの自作がお得かどうかを知るためにも、印刷する際は金額をお確かめの上決めるようにしてください。

自分で制作したチラシのデザインクオリティと目的・効果

自分でチラシ制作をした場合と、専門業者に依頼した場合では、デザインのクオリティに差が出る可能性があります。個人的な趣味や仲間うちで配るチラシでしたら、クオリティはあまり問題がないかもしれません。しかし、ビジネスとして配布するチラシとなると一定のクオリティは欲しいところです。
特に配布先のターゲットによっては重要になるケースがあります。そのようなターゲットにクオリティの低いチラシを配布してしまっては、期待した効果を得ることができません。
また配布する事により悪い印象を与えてしまう可能性もあります。
ターゲット、目的、期待する効果に合わせて自作か専門業者に依頼するかを決める必要があります。配布することによりマイナスイメージにならないように検討してみてください。

■チラシ制作を自分で行うメリット

チラシ制作を自分で行うメリット

チラシ制作を自分で行うと、次のようなメリットがあります。

  • チラシ制作における費用を安く抑えることができる
  • 自分のペースで進められる
  • チラシの増刷や刷新が楽

1つずつ詳しく説明いたします。

チラシ制作における費用を安く抑えることができる

チラシ制作を自分で行う一番のメリットは、やはり費用ではないでしょうか。自作する際の理由としてもおそらく費用面の理由が多いかと思います。
実際にチラシの制作を業者に依頼した場合は、作成するチラシのサイズにもよりますが、以下の費用が掛かります。

A4サイズ:15,000~80,000円
A3サイズ:30,000~120,000円
B3サイズ:50,000~200,000円

関連記事:チラシデザインの相場

このチラシデザインの制作費用を削減できるのは、確かに魅力的と言えます。

自分のペースで進められる

チラシ制作を業者に依頼する場合には、急ぎで必要な場合でも業者の制作スケジュールに合わせる必要があります。
しかし、チラシ制作を自分で行うのでしたら、必要になる期日までに自分のペースで進める事ができます。自分の都合で進められるのは思い通りにできストレスもありません。

チラシの増刷や刷新が楽

チラシ制作を自分で行っているため、チラシデータを自分で持っています。
足りなくなり増刷する際や、今回作ったチラシデータを少し修正して印刷する際に、自分で行えるため業者に依頼する必要がありません。つまり入稿や修正費用が掛かりません。純粋に印刷費用のみですので、安く抑える事ができます。

■チラシ制作を自分で行う手順

チラシ制作を自分で行う手順

チラシ制作を自分で行う場合の手順を説明いたします。

チラシ制作の手順

  1. 企画・構成
  2. 事前準備
  3. デザイン制作
  4. チラシを印刷

このように、いきなりパソコンでデザインを始めるのではなく、企画を考え、事前の準備が必要になります。
間違った手順で作成して、やる直しや修正が多くならないように、順番通りに作成しましょう。
では1つずつ説明いたします。

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チラシ制作の企画・構成

自分でチラシを制作する上で一番大切な工程になります。曖昧なまま進めてしまうと、デザイン自体も曖昧になり、効果を得る事ができないチラシになる恐れがあります。

企画・構成では

  • チラシ制作の目的
  • チラシ配布のターゲット
  • チラシの用途

をまずは明確にする必要があります。
その上で、目的・ターゲット・用途にあった企画・構成を考えていきます。
一般的に「5W1H」で決めると良いと言われています。「5W1H」とは、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の事。チラシのターゲット層にこの「5W1H」を当て込み内容を作り上げるのですが、正直難しいですよね?
そのような時には、チラシを見たユーザ(もしくは自分)がどういう内容だったら興味や関心を持つかを考えると良いです。

スーパーのチラシであれば、目玉商品やサービス、サービス特価が載っていれば主婦は興味を示すでしょう。
また、イベントや見学会が近くでやっている事が分かれば、近所だし行ってみたいと思うかもしれません。

チラシは紙の中の限られたスペースで相手に伝える販促物で、たくさんの情報を載せる事は出来ません。だらだらとたくさんの情報を詰め込まずに少ない情報で、ターゲットにあった「興味や関心」を引く内容になるようにしましょう。

チラシ制作の事前準備

企画・構成が決まりましたら、いきなり制作に入るのではなく、その前に準備があります。
事前準備をせずに制作に入ると、効率が悪くなります。しっかり準備をしてから、チラシの制作に入るようにしましょう。

自分でチラシ制作する際の準備は以下にあります。

  • チラシに掲載する情報や商品、サービスの選別
  • ロゴ、商品写真、イメージ画像、イラストなどの素材
  • 商品やサービスの説明文、金額、住所などの基本情報

基本的には上記のような準備ですが、チラシの種類によっては他にも準備しておく事があります。
店のオープンであれば、キャンペーンの実施やクーポンの配布など、来店を促す工夫も必要になります
企画・構成と同様に、目的・ターゲット・用途に合わせて準備をしておきましょう。

チラシのデザイン制作

チラシ制作の準備が整いましたら、いよいよデザイン制作に入ります。この工程が初めての人には一番難関なのではないでしょうか。
どこから作業を始めれば良いのか、何を基準にデザインをすれば良いのか迷う事かと思います。
ポイントをいくつか紹介いたします。

デザイン制作のポイント

デザイン制作で躓く人に多いのは、デザインを難しく考えているケースです。
確かに難しいですが、ポイントを押さえれば問題なし。以下を参考にしてください。

①レイアウトから始める
いきなりデザイン制作ではなく、まずはレイアウトの作成から行い、全体像を決めてから詳細部分を作成する。

②いつものソフトで作成
チラシを作成するソフトは、プロ用の難しいソフトにチャレンジせずに、いつも使っている慣れたソフトで作成する。チラシ制作に向いているソフトの詳細は後ほど紹介します。

③シンプルに作る
デザイン制作での失敗では、
・情報の詰め込み過ぎ
・デザインに凝りすぎ
・カラフル過ぎる
などが多く見られます。シンプル・ザ・ベストと言うように情報もデザインもシンプルが一番です。

④確認を徹底する
印刷する前に隅々まで良く確認する事。誤字脱字を印刷してから発見して、ショックを受ける人が多いので要注意。自分1人ではなく、数人で確認しましょう。

その他にも下記ページにてチラシデザインのコツを紹介していますので、参考にして作成してみてください。
関連記事:チラシデザインのコツとは?レイアウト、配色、テクニックをプロが解説

チラシを印刷する

チラシデータの作成が完了しましたら、次は最後の工程である印刷です。
チラシ制作を自分で行う場合でも印刷方法は様々。色々な種類があります。
種類としては、

  • 自宅もしくは会社のプリンターで印刷
  • コンビニエンスストアにて印刷
  • 印刷会社に依頼して印刷

などがあります。

当然、印刷会社に依頼した方がキレイな仕上りになりますが、枚数が少ない場合は1枚あたりの費用が価格なり割高です。
印刷会社に依頼する場合の注意点は保存形式です。保存形式とは、aiやjpeg、PDFなどの保存の種類です。印刷会社によっては印刷できる保存形式が限られているため、予め確認が必要です。
自宅や会社のプリンターで印刷する場合は用紙の購入も必要ですので、インク代(会社の場合はカウンター料金)+用紙代が掛かります。
コンビニエンスでの印刷の場合は、用紙代は掛かりませんが、たくさん印刷してもボリュームディスカウントがないため大量印刷には向きません。大量印刷でコピー機を占領するのは、周りの人のご迷惑にもなるので、落ち着いて印刷できません。
印刷方法のには、それぞれ適しているチラシがありますので、配布先・予算・求める印刷のクオリティに合わせて決まるようにしてください。

■自分でチラシ制作ができるソフト

自分でチラシ制作ができるソフト

チラシ制作では、Adobe IllustratorAdobe InDesignなどのデザインソフトを使う事が一般的です。デザイン専用のソフトで機能も充実しており自由度もクオリティも高いチラシを作成する事ができます。しかしこれらのソフトはプロのデザイナーが使用するソフトのため、使った事がない人には操作が難しいソフトになります。
無理せず自分にあったソフトを選ぶ事が大切です。プロ用ソフト以外にもチラシを作成できるソフトはありますので、いくつか紹介いたします。

Word(ワード)でチラシを作る

チラシ制作はWordでも出来ます。Wordだけではないですが、Microsoftのoffice系のソフトは、パソコン購入時に最初から入っていることが多く、改めてインストール必要がないので、気軽に使えるソフトでもあります。
文章作成に長けているソフトなので、文章が多めのチラシには向いています。
またデスクワークがある仕事の人でしたら、日頃から使う機会が多いので操作性にも慣れているのでストレスなく使える事でしょう。

Excel(エクセル)でチラシを作る

ExcelもWord同様にデスクワークにて使う人が多いソフトです。表計算が主なソフトではありますが、チラシ制作に必要な機能は十分に備わっています。ただ基本的にセルに入力していくためデザインの自由度は低めになる傾向があるため、デザインに凝ったチラシを作りたい場合には向いていません。逆に表を載せたチラシを作りたい場合には向いています。

PowerPoint(パワーポイント)でチラシを作る

チラシ制作を自分でする際に活躍できるソフトです。
PowerPointはIllustrator感覚で使用でき、比較的自由度の高いチラシを作ることが可能です。自由にイラストを描いたり、画像の色補正や切り抜きもできます。
ただ、PowerPointもMicrosoftのソフトではありますが、パソコン購入時に入っていない場合があります。基本的には有料になりますが、無料で使う方法もあります。
「Office Online」を使えばパソコンにて無料で使う事ができます。

■チラシ制作を自分で簡単かつお得に行う方法

チラシ制作を自分で簡単かつお得に行う方法

自分でチラシ制作を行う事は正直とても難しい作業になります。準備する事も多く制作には時間が掛かります。その難しい作業を少しでも簡単に行い、しかもお得にチラシを作れたら嬉しいですよね。簡単かつお得にチラシを作れる方法を説明いたします。

参考チラシを探す

チラシ制作を自分で行う場合、デザインをどのようにしたら良いのか悩むものです。そのような場合は見本を探す事が得策です。
競合他社のチラシを入手して研究したり、チラシ制作の参考サイトを見てこれから作るチラシに適したデザインのヒントを見つけたりします。
全くの0から考えるより、参考となるチラシを見つけて、そのチラシデザインをヒントに制作する方が比較的楽に作成する事が可能です。

■チラシデザインの参考サイト
Pinterest(ピンタレスト) 
パンフレット&チラシ見本帳 
FLYER ARCHIVE JP 

チラシのテンプレートを活用

自分でチラシを作成する際に悩むのがチラシのデザインであり、そのため時間を一番要します。また素人の方ですとデザインの自分で作成するのは苦手だという方も非常に多いです。
そのような時に役立つのがチラシデザインのテンプレートです。
制作時間の短縮やデザインセンスやクオリティ低下防止に役立ちます。

■チラシデザインのテンプレートサイト参考例
Canva 使用して作っている人が多いので、デザインがかぶる事があります。
designAC 種類多数!photoACで無料で画像を入手できます。
Adobe Express Adobeですが無料版があります。サイト内で編集も可能です。

その他、ネット印刷では各社テンプレートを用意している所が多いです。

テンプレートを使用する際の欠点は、デザインのオリジナル性には欠けてしまう事です。テンプレートを使用する際は、誰かが同じテンプレートを使用し、似たようなチラシが世の中に存在する可能性がある事を覚悟して使う必要があります。

安い印刷会社を探す

チラシのデータ作成までは自分で行ったとしても、印刷は外注に出す必要がある場合があります。
印刷が安い業者を探して依頼する事により、チラシ制作に掛かる費用を抑える事ができます。
金額は通常の印刷会社よりネット印刷の方が安い傾向があります。ネット印刷の場合は顔を見ずに依頼する事になるため、やや信用性に欠けます。
そのためインターネットでの評価を参考に、対応や印刷の質、納期など、何か問題がないかを事前に確認の上、選定するようにしてください。

■自分でのチラシ制作が難しい時の対処法|まとめ

自分でのチラシ制作が難しい時の対処法

ここまで、自分でチラシ制作する方法を読んで難しいとお感じになった人もいる事でしょう。自分でチラシを作成する際は、デザイン制作や印刷の段階で困る事が多いようです。
自分で作成するのがどうしても難しい、もう無理だとなった時には、専門業者への依頼を検討してみてください。
業者はたくさんありますので、予算に応じて選択する事ができます。

デザインのクオリティにこだわりたい時や、業者に丸投げしたい場合は、チラシ制作業者やデザイン会社が良いでしょう。
予算は本当にない時は、クラウドワークスやココナラといったクラウドワーカーへ依頼するという方法もあります。ただクラウドワーカーの場合は、丸投げが出来ません。詳細な指示だしが必要です。また安い代わりに修正回数に限りがあります。

依頼先によりチラシ制作に掛かる手間や、出来上がりチラシの質も変わってきますので、依頼先の選定は非常に重要です。
気軽に相談できる制作会社をお探しの際は、下記エー・エムー・ティーまでお気軽にご連絡ください。チラシ制作の実績が多数あります。

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【この記事のライター】

筆者情報

AMT編集部

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