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2024.05.07Web制作

最終更新日:2024年5月8日

ホームページ作成の相場における金額の違いは何か?を徹底解説

ホームページ作成の相場における金額の違いは何か?を徹底解説

ホームページ作成の相場について調べた際に、作成費用が業者やコラムにより大きく違いがあり、どの金額を目安に検討したら良いのか迷った事はありませんか?
安い場合は数万円から。高いと数百万円以上と高額になる場合があり驚く事があります。
では、いったいこの違いはなぜでしょうか?
本記事では価格差が発生する理由の解説と共に、理由を把握した上で自社サイトに必要な金額の目安を知り、予算に応じて費用を抑えるヒントまで解説します。

目次

■ホームページ作成の相場における基本

ホームページ作成の相場における基本

ホームページを作成する際に、費用の相場を知っておく事は重要です。
調べると分かりますが、作成費用は諸々の要因により価格が大きく異なってきます。
ホームページ制作は費用が高いため、費用の相場を知る上でなぜ価格差があるのか、その要因を理解する必要があります。
まずは相場の基準となる基本事項を説明します。

ホームページ作成の相場とは?

ホームページ作成の相場は様々な要因によって異なります。
一般的に小規模でシンプルなホームページであれば数万円から、中規模サイトですと50万円から、大規模で複雑な機能やデザインを求める場合は数百万円以上になることもあります。

サイト規模別ページ数の目安

  • 小規模サイト 1~10ページくらい
  • 中規模サイト 15~30ページくらい
  • 大規模サイト 100ページ以上

またホームページの目的によっても異なってきます。

サイトの種類ごとの目的

  • コーポレートサイト:名刺代わり、企業としての信頼やブランディング
  • プロモーション(製品):サイト サイト集客、お問合せ、資料請求、売上
  • 通販サイト    :商品の販売、お問合せ
  • リクルートサイト :求職者の採用、会社説明会への誘導

目的によっては、SEO対策やWEBマーケティング、お役立ち情報などのコンテンツ制作も必要になります。

ホームページの相場を調べる際は、作成予定のホームページの規模や目的を把握した上で調べるようにしましょう。

ホームページ作成費用には2種類ある

ホームページの作成費用には、初期費用とランニング費用があります。ホームページ作成の相場を調べる際はこの2つの費用を調べるようにしてください。
初期費用とは、ホームページを作成するための費用で支払いは初年度の1回のみです。ホームページのデザインやサーバーへの構築、コンテンツ作成費用などが含まれます。
ランニング費用とは、月額費用の事でサーバー代やドメイン、CMS利用料、サポート費用など保守料金と呼ばれる費用の事です。
初期費用だけに注力しがちですが、このランニング費用は契約している間は永久的に発生しますので非常に重要です。作成したホームページの推定利用期間に月額費用を掛けて負担を事前に計算しておく必要があります。
この2種類の費用ですが、制作会社によっては1つしか発生しない場合があります。
1つしか発生しない場合は、
・初期費用は0円でランニング費用のみ
・ランニング費用はなく初期費用のみ

です。
ランニング費用のみの場合は、初期費用が発生しない分をランニング費用で回収しようとしている為、ランニング費用が高くなる傾向があります。
また、ランニング費用がなく初期費用のみの場合は、本来ランニング費用が発生するサーバーやドメインの管理を自社で行う必要がある場合や、困った際のサポートがなくサポートを必要とする度に費用が発生する場合があります。
制作会社への依頼を検討している場合は、相場を調べる際に料金体系も一緒に確認するようにしましょう。

ホームページ作成費用が高いのはなぜ?

ホームページの作成費用は制作会社ごとに差があるものの、平均して高いと感じるのではないでしょうか?
ホームページ作成費用が高い理由は、専門知識を必要とする事と制作工程や期間が影響しています。
ボリュームにもよりますが、ホームページはスタートから納品までの作業工程が多く、そのため制作期間が長くなります。

一般的な作業工程

  1. ヒヤリング
  2. 仕様設計
  3. デザインもしくはワイヤー作成
  4. 原稿作成
  5. 修正
  6. コーディング
  7. デモサーバーにて動作検証
  8. 修正
  9. 最終確認
  10. 公開


となり、大規模なサイトですと半年~1年以上も掛かる場合があります。
ホームページ作成に掛かる工数が費用に直結しますので、どうしても費用が高くなる傾向があるという訳です。

また、実はホームページの作成に掛かる費用は高騰し続けている傾向があり、この理由はホームページを作る目的の変化による物です。
以前は名刺代わりの会社案内だったのが、集客やお問合せ、販売、採用へ繋げる役割としての目的を持つようになり、ホームページの活用に対する企業の意識が変わってきました。
その為、その目的を達成できるホームページを作成する為により高い専門知識や技術を使い、SEO対策やWEBマーケティング、コンテンツ制作が必要になった事が、ホームページ作成費用の高騰へと繋がっています。

■ホームページ作成費用が違う理由

ホームページ作成費用が違う理由

なぜ、ホームページ作成費用に大きな違いがあるのでしょうか?

費用を左右する理由は大きく分けて3つあります。
・ホームページ作成を依頼する業者
・作成予定のホームページの仕様(サイトのボリューム、デザインなど)
・ホームページ作成の目的(活用方法含む)

です。

この3つは、ホームページを作成する際に決めるべき事であり、金額を左右する要因でもあります。
どの程度の相場が適正になるのかを見極めるために、各要因を詳しく説明いたします。

ホームページ制作会社とフリーランスに依頼する違い

ホームページの作成を外注に依頼する場合、制作会社に依頼するのと、フリーランスに依頼するのでは費用が変わってきます。
費用としては、制作会社に依頼するよりフリーランスに依頼する方が安くなる傾向があります。
ただ、最近ではホームページ制作会社以上に高度なデザイン性や高い専門知識を武器にサイト制作を行うフリーランスがおり、そうした場合は制作会社と同等か、それ以上の費用が掛かる場合がありますので、単純に安いとは言い切れないのが現状です。
本当に予算がなく、とにかく安い所にお願いしたい!という事でしたら、どこにも所属せずに独立して制作を行っているフリーランスではなく、「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ココナラ」などに登録しているクラウドワーカーと呼ばれているフリーランスに依頼すると良いでしょう。
当然費用の差はあるものの、比較的安価に作成する事ができます。
ただ、クラウドワーカーは企画やディレクションを行ってくれない事があり、適格かつ詳細な指示だしが必要である為、依頼する際に手間が掛かる場合があります。
またニックネームの登録で本名が分からない場合や、メールのやり取りが主で顔が分からないのが基本、いつまで登録しているかも分からない為、安心してお任せできるクラウドワーカーを探せる目を持つ事が重要になります。
選定に自信がない方や安心した依頼先をご希望の場合は、やはり制作会社が良いでしょう。

ホームページの制作会社による違い

どのようなホームページの制作会社へ依頼するかによる費用の違いもあります。
制作会社にも種類があり、規模や業態が様々で相場が異なってきます。
当然中小規模の制作会社だと費用は比較的安くなりますが、大規模な大手制作会社になりますと費用が高くなる傾向があります。
費用の差もありますが、特徴やメリットも違います。また、規模だけでなく業種業態にも違いがあります。

会社の規模ごとの特徴・メリット

・中小規模の制作会社
費用が安い傾向あり。顧客により沿った細やかな対応で気軽に相談ができ、また融通が利きやすい。
・大規模の制作会社
費用が高いが、スタッフの人数が多い分、実績やノウハウが多い。また各専門家による制作体制が整っている。

業種業態による違い

ホームページ制作の専門業者以外に、
・広告代理店
・WEBマーケティング会社
・SEO対策専門業者
によるホームページ作成もあります。
広告代理店の場合は、
ホームページへの集客方法としてWEB広告の出稿や、サイト制作だけでなく会社案内カタログやその他の販促物までトータル的な支援をしてくれます。
ただ総合的に請け負う為、ホームページの作成を外注に出している場合もあり、ホームページ制作会社に依頼した場合と比べ相場は2~3割ほど高くなる場合があります。
WEBマーケティングやSEO対策の専門業者の場合は、ただホームページを作成するだけでなく、サイト集客やコンバージョン(お問合せや資料請求)の強化を同時に行う為、その分費用が高くなります。
ただホームページ作成の目的が明確で、集客やコンバージョンアップなど専門知識を必要とする場合には、このような専門業者の力が必要となり、適正な依頼先となります。

ホームページの制作会社はホームページ作成の目的とも関連があるため、まずは目的を決めた上でどのような制作会社に依頼するのかを決める必要があります。

関連記事:ホームページの作成会社選びで失敗しないコツ

作成するホームページの仕様の違い

作成するホームページの仕様によって費用は大きく変わってきます。

影響する仕様

  • サイトボリューム(ページ数や1ページあたりの長さ)
  • オリジナルデザインなのか?テンプレートを使用するのか?
  • 動きが多い手間の掛かるデザイン
  • レスポンシブ対応(スマホ対応)
  • フォームの数(お問合せ、資料請求など)
  • 有料の画像やイラストの使用の有無

仕様が充実していれば充実しているほど、発信できる情報量も多くなり、デザイン性やオリジナル性も高まります。
ユーザへの訴求力や、見やすさ、使いやすさなどのUIやUXも良くなり、ユーザの満足度も上がります。
ただその分相場は高くなってきますので、予算と照らし合わせて仕様を決めていく必要があります

ホームページのオプションの違い

ホームページ作成の仕様に追加として、どのようなオプションを付けるかでも費用は変わってきます。

ホームページ作成のオプション

  • 原稿やコピーの作成をプロライターへ依頼(取材含む)
  • 写真撮影をプロのカメラマンに依頼
  • 動画作成の有無
  • システム機能の実装(検索、ブログ、SNS連携、通販のカート)
  • 多言語(外国語)対応
  • SEO対策

オプションを付けるか付けないで、作成するホームページの完成度が変わってきます。
オプションを付けなくてもホームページは作成できますが、ホームページの目的やターゲットによっては、オプションが必須になる場合があります。
通販サイトの場合は、カートは必須になりますし、利便性を考えて検索機能も必要になります。また、商品を魅力的に見せる為プロによる写真撮影は必須になります。
ターゲットに海外の企業も含まれる場合は、多言語(外国語)対応が必要になるでしょう。
リクルートサイトの場合は、業務内容や働いている人、社内環境を紹介する為に動画の使用はとても効果的です。
サイト集客を強化したホームページにする場合は、SEO対策やブログも必要となる場合があります。
費用は追加で掛かってきますが、ホームページの目的に応じて必要になる場合があるのが、オプションになります。

導入するCMSの違い

ホームページの公開後の更新ツールとして、CMSを導入する企業が増えてきております。
CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、ホームページの編集や更新、新規ページ作成、画像の差し替えなどを行う時に使うホームページ更新ツールです。
誰でも簡単にホームページを作成・編集・更新できるのが特徴です。
このCMSですが、ホームページ作成費用とは別に初期導入費用やシステム利用料が発生する有料タイプと発生しない無料タイプがあります。

無料のCMSの代表的なものですと、
・Wordpress(ワードプレス)
・Jimdo ※プランにより有料になる場合あり
・Wix  ※プランにより有料になる場合あり
・ペライチ ※プランにより有料になる場合あり
システム費用が掛からないだけでなく、CMSに入っているテンプレートを使う事によりホームページの制作費用を抑える事が出来る為、制作費用自体も変わってきます。

有料のCMSは、ホームページの制作会社やシステム会社、WEBマーケティングやSEO対策の専門業者が独自にシステム構築して作成しているオリジナルのCMSです。
費用はCSMの初期費用以外にシステム利用料が、月額数千円の物から、何十万円もする物もあり価格差があります。
この価格差は付いている機能の差でもあり、費用の高いCMSですとページ作成の自由度が高かったり、テンプレートが豊富にあったり、サイト分析機能や、SEO対策機能、メール配信機能も設置されていて高機能となっております。

CMSは無料と有料タイプ以外にも、有料タイプに付いている機能の充実度で相場が変わってきます。各社の機能と費用で見比べてください。

ホームページの目的の違い

ホームページの目的により、作成する際に必要とされる要素が異なってくる為、費用も変わってきます。
各サイトの目的別の必要な要素は以下です。

サイトの目的と必要な要素
・名刺代わりの会社案内:ブランディング、イメージ戦略
・サイト集客:検索結果の上位表示の為のSEO対策
・お問合せ、資料請求:サイト訪問者をフォームへの誘導
・販売:通販用CMSの導入、商品の訴求、カートの適正化
・求人募集:採用マネジメント、エントリーの対策
このように目的別に必要とされる要素があり、その対策の為の費用が発生する場合があります。

サイトの目的にあったCMSの選定や、SEO対策、採用コンサルティング、ブランディング支援、WEBマーケティングなどの専門分野のコンサルの助言や支援を受ける場合はホームページ作成の相場も上がってきます。
会社毎に得意不得意や、実績や経験、専門分野がある為、依頼先によりどこまで出来るのか異なっており、ホームページ制作と一緒に対応できる会社もあれば、出来ない場合もあります。
ホームページ制作と一緒にコンサルや助言も出来る所に依頼した方が、トータルでお任せできるので楽ではありますが、
より目的達成の精度を高めたい場合は、専門性が高い所に依頼した方が良いので、別々に依頼する必要があります。
目的への達成度合いで検討してみると良いでしょう。

ホームページを自社で作成した場合の違い

ホームページ作成において、最も費用を安く抑える事ができるのが自社で作成する方法ですが、自社で作成した場合も必ず費用は発生します。
新規で作成するホームページの場合は、サーバーのレンタル費用やドメインの取得費用、CMSを導入する場合は初期費用と月額費用、SSLなどが費用として発生します。
これらの費用もどのサーバーにするのか、どのCMSにするのかにより異なりますし、ドメインやSSLの種類によって価格は変わってきます。
また、自社でホームページを作成する際に忘れてはいけないのが、制作担当者の人件費です。
不慣れな方の場合は時間も掛かりますので、その分人件費は掛かります。
場合によっては、外注に依頼した方が安い場合もありますので、社内作成を検討している場合は、一度想定される人件費を計算して確認しましょう。

■ホームページ作成費用の料金表

ホームページの作成に関する費用を左右する理由が分かったところで、料金を紹介いたします。
依頼先ごとにサイトのボリューム別の料金表にまとめました。

ホームページ制作相場の料金表

今回は依頼先別の各サイト規模でホームページ制作の料金表を作成いたしましたが、前述に述べましたようにホームページの目的や仕様、導入するCMSやオプションにより費用は異なってきます。
上記料金表は参考にしていただき、作成予定のホームページに合わせた相場を確認しましょう。

■ホームページ作成費用の内訳(初期費用)

ホームページ費用の内訳(初期費用)

ホームページの作成費用は比較的高い所が多いですので、いったい何が含まれているのか気になる事でしょう。
作成費用を初期費用とランニング費用に分けて、各用語の意味も踏まえて説明いたします。
まずは初期費用からです。
初期費用とは、ホームページを構築する費用で支払いは初年度に1回のみです。
以下の項目がホームページ作成の初期費用として含まれています。

ディレクション費用

ディレクションとは、ホームページを作成する際にお客様と打ち合わせをしたり、打ち合わせした内容を元に社内のデザイナーに指示をしたりする、ホームページ作成の管理進行の作業になります。
この作業は営業担当が行う場合もあれば、専門の担当が行う場合もあります。
費用はまちまちですがサイト規模により異なり、0円~20万円以上の場合やホームページの作成費用の10~20%が発生する場合があります。

デザイン費用

ホームページのデザインに関する作業費用になります。
作業内容は異なっており、制作会社によってはトップページのみデザイン案の提出がある場合や、全ページ提出がある場合があります。
またトップページのみデザイン案があり、その他のページはワイヤーフレームの提出の場合もあります。
※ワイヤーフレームとは、主にホームページのレイアウトを書いた設計図のような物で、メニューや画像、テキストをページ内のどこに配置するかを確認し、お客様と制作メンバーで共有する為に用います。
テキスト情報は記載せずにレイアウトのみの場合もあれば、テキスト情報も記載されている場合もあります。
費用はページ数により異なります。

コンテンツ費用(オウンドメディア)

ホームページ内にコラムやブログというページを設けたり、専用のオウンドメディアのサイトを作成する場合もあります。
このコンテンツはSEO対策として掲載するケースが多く、その場合は専門知識がいる事からオプションとしてホームページ作成費用とは別に費用を支払い業者に書いてもらう場合があります。
社内で書ける人がいる場合は費用は発生しませんが、伴走支援を業者に依頼する場合は当然伴走支援の費用が掛かります。

コーディング費用

コーディングとは、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語を用いてサーバーにホームページを構築する作業です。
通常はデモサーバー内に構築して、関係者以外は見れない非公開の状態で作成し確認を取ります。
実際のホームページがただ非公開になっているだけですので、公開後のホームページと内容は同じです。
このコーディング費用は、ホームページの規模やデザインの複雑さで費用が変わってきます。
システム的な機能を付ける場合も、この作業の段階で一緒に作成し実装します。

取材・インタビュー

ホームページに掲載するコピーや文章をプロのライターに依頼する際に発生する費用です。
該当箇所は
・企業イメージのコピー
・各紹介文
・代表挨拶
・先輩の声
などです。
プロに依頼せずに社内で作成して原稿をホームページ作成会社に支給する場合もありますが、得意な方がいない場合は予算に余裕があれば、文章の質もが違うのでプロにお任せするのが良いでしょう。

写真撮影

ホームページに掲載する写真撮影をプロに依頼した際に発生する費用です。
当然ですが、社内で撮影するのとプロが撮る写真ではクオリティが異なってきます。
プロの撮影の場合は、画像補正までしてくれる所が多く更にキレイな写真になります。
全部撮影すると費用が高くなってくるため、大きく扱うメインになる写真や通販サイトに掲載する写真、食品などは写真が命になるので、プロへの依頼をおすすめします。

動画作成

ホームページに掲載する動画の撮影や制作に関する費用です。
会社の外観をドローンで撮影したり、ショート動画として会社や製品案内を動画にして、ホームページのトップページや事業案内、製品案内のページに掲載する場合があります。
リクルートサイトでは、求人者に向けて社内の様子が分かるように社内環境や働いている人を撮影して動画編集をして掲載する事もあります。
動画撮影の相場も費用の差が大きく、ホームページ制作会社同様に、専門性や会社規模、使う機材によっても金額が異なってきます。
動画を使ったサイト集客や、SEO対策などマーケティングを行いたい場合は、専門知識やスキルが必要とされる為、専門業者への依頼を検討すると良いでしょう。

ドメイン費用(ドメイン移管)

ホームページを新規で作成する場合で、URLを新しく作りたい場合は新規でドメインを取得する必要があります。
※ドメインとはインターネット上でのホームページの住所になります。
https://www.○○の「○○」に入る部分になります。
新規取得の手数料は掛からない場合もあります。
ホームページのリニューアルで以前のドメインをそのまま引き継ぐ場合は、ドメインの移管が必要になる場合があります。ホームページの制作会社により、どうするかが分かれますので、制作会社に確認しましょう。

■ホームページ作成費用の内訳(ランニング費用)

ホームページ費用の内訳(ランニング費用)

次はホームページ作成のランニング費用になります。
ランニング費用とは、契約期間中永久的に発生する料金の事で、月額支払いの場合と年間一括払いがあります。
各ホームページ制作会社により異なりますので事前に確認しておくと良いでしょう。
ランニング費用に含まれる項目は以下になります。

CMS利用料

ホームページを作成する際に有料のCMSを導入した場合に発生するシステム利用料です。
各社ごとに費用は大きく異なり、ランニング費用だけでなく初期費用も掛かる場合があります。
また同じ製品でもプランにより費用が異なります。
必要な機能が含まれているプランにて費用を確認してください。

ドメイン費用(新規取得)

ドメインは初期費用だけでなく、ランニング費用が掛かります。
ドメインには種類があります。代表的な物は以下です。

ドメインの種類

  • .com  商用を意味するドメイン
  • .net  ネットワークを意味するドメイン
  • .org  非営利組織用を意味するドメイン
  • .info  情報提供を意味するドメイン
  • .co.jp  日本に登記している企業が取得できるドメイン
  • .ne.jp  日本国内のネットワークサービスの提供者が取得できるドメイン
  • .or.jp  日本国内の特定の法人組織が取得できるドメイン

ドメインを選ぶ時は、サイトの目的や自社の事業内容、規模を基準に選びます。
特定の業種や法人化していないと取得できないドメインもあります。
また種類毎に費用が異なり、希少価値があるドメインや、人気のあるドメインは高額になる場合がありますので注意が必要です。

SSL費用

SSLとは「Secure Sockets Layer」の略でインターネット上の通信を暗号化する技術です。インターネット上のデータ通信は、第三者によって傍受・改ざんされる危険性があり、ホームページの安全性を保つために必要になります。
SSL化している場合は、URLが「https」と「s」が付きます。
SEOにも影響してきますし、ユーザの心理的にも安心してホームページを閲覧できるように現在のホームページにおいては必要な作業になります。
このSSLにも種類があり、その種類ごとに費用が変わってきます。サーバーによっては無料で付いている場合もあります。

サーバー費用

ホームページを構築する場所であるサーバーのレンタル費用です。
サーバー会社により金額は異なりますが、制作会社が契約しているサーバーを使用する場合が多いため、自由に選べない事があります。
希望がある場合はホームページの作成会社に確認をしてください。

外部委託運営費用(サイト更新、SEO対策、管理費用など)

ホームページの公開後の更新作業や運営管理、サイト集客の為のSEO対策やWEBマーケティングなどを実施したい場合に掛かってくる費用です。
ランニング費用のオプションとして発生します。
どこまで実施するかで費用は変わってきますので、ホームページの目的と合わせて決めてください。

■ホームページ作成の費用を安く抑えるための工夫

ホームページ作成の費用を安く抑えるための工夫

ホームページを作成する際に、あれもしたい、これもしたいと理想のホームページに近づけようとすると高額な費用になる場合があります。
またホームページの費用は掛かった手間(工数)で費用が決定します。
その為、制作会社による作業を減らず事で費用を抑える事が可能ですので、工夫しだいでは予算内に収める事が可能です。

ホームページの仕様を見直す

ホームページ作成費用はサイト規模が大きく影響してきますので、作成するページ数を減らす事により費用を抑える事が出来ます。
またデザインに掛かる費用を抑える為に、オリジナルのデザインではなくテンプレートを使用する事により手間を減らす事が出来ます。
もし見積書の内容を確認して、全ページデザインやワイヤーフレームを作成する内容になっている場合は、この作業を減らしてトップページ以外は、コーディング後にデモサイトにて確認するようにすると手間を減らす事ができ、費用を抑える事が出来る場合があります。

素材を自社で準備する

ホームページの作成において、掲載する写真や画像、動画、イラストを社内で用意する事により、費用を減らす事ができます。
プロにお任せした方がクオリティが高いですが、社内で写真撮影や動画作成・編集してホームページ制作会社に支給します。
また見積書に有料素材を使う費用が入っている場合は、画像やイラストを社内で探して支給する事で費用を抑える事が出来ます。
ただ、フリー素材サイトにて無料でダウンロードできる素材は他社のサイトも同じ素材を使っている可能性があるので、オリジナル性は欠けてしまうかもしれません。オリジナル性を大事にしたい場合は作成して支給しましょう。

相見積もりを取って比較する

ホームページの作成費用には各社差がありますので、作成する場合は必ず相見積もりを取るようにしましょう。
そして見積書内容を見比べてください。
内容が違うと費用の比較がしづらいので、予め見積書を取るように仕様書を作って、同じ条件で見積書をもらうと比較しやすいです。
出来れば3社くらいから見積書を取ると良いです。
ただし、対応やデザイン性、提案力、専門知識は見積書では分からないため、企画書の提出を求めたり、過去の実績も確認するようにしましょう。
各社にプレゼンをしてもらうのも有効です。

CMSを導入してランニング費用を減らす

ホームページ作成の費用は掛かった手間(工数)がそのまま費用になりますので、作成会社が作るページを減らす事により費用を抑える事ができます。
CMSを導入して予算が足りない分は、自社でがんばって作成する方法です。
ホームページ作成する際は、準備や決める事、確認事項があり担当者は想像以上の負担を強いられる事が予想されます。
そのような中で更に担当者へ負担を掛ける事になるので、あまりおすすめできませんので、費用を抑える最後の手段だと思ってご検討いただけると幸いです。
ランニング費用もホームページ公開後の更新やページ作成を自社にて行う事により費用を抑える事ができます。
CMSの導入は費用は掛かるものの、ページ作成や更新を自社で行う事により初期費用やその後の経費削減にも繋がる有効な手段になります。

ホームページ作成費用の補助金を活用

ホームページ作成時に補助金を使って費用を抑える方法があります。
前述までは作成に掛かる費用を安くする方法を説明しましたが、作成に掛かる費用を変えずに自己負担金だけを減らせるのが補助金の活用方法になります。
補助金ごとに補助率は異なりますが、契約金額の1/4~3/4を補助金で賄う事が出来るため、費用の負担を抑えるだけでなく、予算以上の豪華なホームページを作成する事も出来ます。

ホームページ関連が使える補助金

補助金活用の注意点

この魅力的な補助金ですが注意点があります。

  • 会社規模(資本金、従業員数)によっては補助金対象外になる場合がある
  • 作成するホームページの種類が限定される
  • ホームページ単体では申請できない補助金もある
  • 審査があるので必ずもらえる訳ではない
  • 基本的に契約後は対象にならない
  • 補助金の受給前にホームページ作成会社に全額支払う必要がある
  • 補助金によっては申請書類の作成に非常に手間も掛かる。またやり直しがある

補助金ごとに条件も補助率も申請内容も異なりますので、募集要項をしっかり確認の上申請するようにしてください。

■ホームページ作成相場のまとめ

本記事では、ホームページ作成の相場を調べる際に疑問に思う「金額の違いは何か?」を説明してきました。
ホームページの相場は
・ホームページの目的
・ホームページの仕様
・ホームページ作成の依頼先

など、で大きく変わってきます。この金額が異なってくる理由を理解していただければ、
業者から出てきた見積書が相場に対して適正化どうか分かりますし、複数社から見積書を取った際に比較検討がしやすくなるでしょう。
そして、作成したい理想のホームページの費用が予算と合わない時は、「ホームページ作成の費用を安く抑えるための工夫」を読み返しでいただき、予算内におさまる工夫をしてみてください。

ホームページは依頼先で決まります。
気軽に相談できるホームページ作成の依頼先をお探しの際は、下記エー・エムー・ティーまでお気軽にご連絡ください。

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【この記事のライター】

筆者情報

AMT編集部

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