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会社案内(パンフレット)制作の掲載内容と仕様の決め方とポイント

2023.11.30

会社案内(パンフレット)制作の掲載内容と仕様の決め方とポイント

会社案内(パンフレット)を制作する際に、何を基準にどのような掲載内容や仕様にしたら良いのか迷いませんか?
会社案内はホームページとは違い小さい紙面の中で情報を絞って掲載し、目的達成の為の必要な事を相手に伝える必要があります。
本記事では会社案内の制作をお助けできるように、掲載内容や仕様の決め方のヒント、制作の流れ、会社案内制作の注意点をお伝えいたします。

■ 会社案内の制作目的を決める

会社案内の制作目的を決め

会社案内とは、初めてお会いする際に名刺と共に渡しするパンフレットで「会社の顔」の様な物なります。
自社の事を知らない人に、どのような会社でどのような事業をしているのか、どのような理念を持っているのか、どのような製品を取り扱っているのかなどを知ってもらう為のパンフレットです。
会社案内への掲載内容は目的によって変わってきますので、まずは制作する目的を決める事から始める必要があります。
目的別の制作のポイントを説明いたします。

会社紹介を目的とした会社案内

会社紹介を目的としたパンフレットは、一番オーソドックスな基本となる会社案内です。
自社の事を知ってもらう為の会社概要や沿革、企業理念、事業内容など基本情報を掲載します。初めましての方に渡すケースが多いため良い印象を持ってもらえるような内容やデザイン、紙の質にする必要があります。
今後取引先が始まる大事な場面での配布ですので、信頼性を損なう事が無いように古い情報の掲載にならないように、デザイン含めて定期的に刷新しましょう。
掲載内容のポイントは後ほど紹介する「会社案内の掲載内容(例)」にて詳しく説明いたします。

営業を目的とした会社案内

営業を目的として会社案内は、訪問先や展示会・イベントなで配布したり、資料請求があった際に発送したりします。
自社の事を知ってもらう事も目的ですので基本情報の掲載は当然ですが、営業が主な目的になりますので
・導入先のロゴ掲載
・導入事例や実績の紹介
・実績数
・お客様の声
・アフターフォロー体制

などを掲載し、商品の素晴らしさ、魅力、安心感を顧客に与え、その後の商談に結び付けられるような内容にすると効果的です。
また、展示会やイベントではお客様はたくさんのブースを回り、たくさんの営業スタッフから説明を受けカタログもその都度もらっています。
どこで何を聞いたのか、どの商品が良かったのか分からなくなっています。
そのような中でも印象づける為に、パンフレット自体を特徴のあるデザインにし、後々パンフレットを見返して気になった際に連絡しやすいように、連絡先の明記はもちろん、名刺を入れられるようなポケットタイプのパンフレットにするなど工夫も大切です。
実際に展示会やイベントでもらうと、会社案内とは別に制作している企業も多いです。

採用を目的とした会社案内

採用を目的として配布する会社案内は、良い印象を相手に与えるだけでなく「面白い会社だ」「働いてみたい」と思わせる魅力も同時に伝わるような内容にする事が大切です。会社案内や営業目的のパンフレットとは全くの別物になりますので、リクルート用として専用にパンフレットを作成する方が良いかもしれません。
掲載内容として、
・求人者向けの会社紹介
・働いている人の様子が分かるような写真
・社内イベント開催時の写真
・入社後の教育体制
・人事制度
・福利厚生

などの情報を掲載します。
掲載内容は、欲しい人材が興味のある情報にする事が重要で、年齢や募集職種、新卒向けと中途向けでは内容が変わってきます。
制作の際はターゲットを明確にする必要があります。デザインもこのターゲットにより異なってきます。

■会社案内の掲載内容(例)

会社案内の掲載内容(例)

会社案内を制作する際の掲載内容は非常に重要です。
まずパンフレットのページ構成を決め、各ページに掲載する情報を決めます。
あれもこれもと詰め込んでしまうと読み手が読みづらく、また伝えるべき事も伝わりません。
企業のホームページとは違い、掲載できる情報量には限りがありますので、ページごとに掲載しなければいけない事を絞る必要があります。
パンフレットの目的によって掲載内容は変わってきますので、今回は会社紹介の会社案内パンフレットを制作した場合の掲載内容を例にして、ページ構成ごとの掲載内容のポイントを説明いたします。

会社概要

会社概要では、会社の基本情報として
設立年月日や所在地、代表者の氏名、資本金、社員数、主な取引先・銀行、関連会社、上場している場合はその内容などを記載します。
掲載する要素が多い情報ですので、見やすいように見出しを付けたり、表組にしたりすると良いでしょう。
また顧客は取引を検討するにあたり、業績や実績も気になります。売上額や取引先数の推移などをグラフにして掲載する事も有効です。

企業理念

企業としての、経営理念や行動指針などを掲載します。
ミッション・ビジョン・バリューという形で掲載する企業もありますが、
ホームページや他媒体と表記を統一するようにしてください。
また英語やローマ字で記載する場合は読み方も記載した方が親切です。
間違って覚えられてしまう事や読み方が分からず読んでもらえないという事を防げますし、伝わりやすいです。

沿革

会社案内に、企業の歴史を知ってもらう為に創業から現在までを記載します。
創業後どこまで記載すべきか悩むのがこの沿革です。
歴史ですのである程度のボリューム感が欲しい為、代表の交代や本社移転、営業所の開設、新商品の誕生、認定、表彰などを載せます。
創業して間もない歴史が浅い企業の場合は、無理して掲載する必要はありませんので、
その代わりにアピールできる情報を掲載しましょう。
歴史がある事がアピールポイントの企業の場合は、たくさん掲載できる分見づらくなるので逆に掲載内容を絞ったり、昔の会社外観や製品などを掲載し興味を持ってもらえる仕掛けも大切です。

代表挨拶

会社案内に代表者の挨拶として掲載します。取引先や銀行、投資家などは社長がどのような人物なのか確認する為に必ず読んでいますので写真も掲載しましょう。また入社を検討している人も読んでいるため重要なページです。このページは力を入れている企業が多くライターのインタビューを受け書いてもらう場合があります。
企業理念と代表者の発するメッセージにズレがあると企業イメージとして疑問を持たれてしまうので、企業理念に合った内容にすると良いです。

事業案内

どのような事業を行っているのかを会社案内に掲載します。
取り扱い商品やサービスの紹介も掲載すると良いです。企業名は知らなくても商品やサービス名を知っている場合があります。
また、具体例な商品やサービスの写真を掲載できるとイメージが伝わりやすく尚良いです。
・強みや特徴
・実績数

など、差別化できる情報の掲載も必要です。
複数事業がある場合は1事業に付き1ページ使って説明すると見やすいです。

CSR・サスティナビリティ

会社案内に自社の取り組みとしてCSRやサスティナビリティを掲載する場合もあります。
例としては
・清掃活動
・環境保護
・歴史的建造物の保全活動
・脱炭素
・SDGs

などです。
もし取り組みをしている場合は企業としてのイメージアップに繋がりますので掲載すると良いでしょう。

■会社案内の仕様を決める

会社案内の仕様を決める

会社案内制作の仕様決めは、パンフレットの完成度を左右するため慎重に選ぶ必要があります。
選ぶ仕様により企業イメージや、パンフレットの雰囲気が変わってきますので、目的や配布するシチュエーション、ターゲット層に合わせて仕様選びをしましょう。
また仕様は費用にも影響しますので、予算と照らし合わせて決める必要があります。
各仕様の選定ポイントを説明します。

会社案内のデザイン

会社案内のデザインの種類には
・かっこいい
・面白い
・スタイリッシュ
・オシャレ
・重厚感、高級感

などがあり、パンフレットの雰囲気や相手が受ける印象も変わってきます。

決める際は
・会社案内の作成目的
・配布先の傾向
・期待している配布後の効果
・自社のブランディング

を考慮して決めると良いです。
例えば金融関係や自治体、固い業種の企業に向けた会社紹介であれば、信頼性を重視し遊び心0の固い雰囲気のデザイン、地元の企業向けの営業用パンフレットであれば、地元に密着したイメージを押し出し地元の風景や連想させる色を使ったデザインが適しています。
採用活動用として学生に配布する用のパンフレットであれば、面白さや楽しさやインパクトのあるパンフレットが良いでしょう。
ただどの場合でも、自社のイメージとかけ離れたデザインにすると自社らしさが無くなりますので、ブランディングは大事です。
自社のコーポレートカラーやフォントを使用すると良いです。

印刷用紙

会社案内制作の印刷用紙は何種類かあり、使う用紙によっても完成したパンフレットの雰囲気は変わってきます。
薄い用紙ですとカジュアル感があり、厚い用紙ですと重厚感や高級感があります。
一般的には
・コート紙
・マット紙
・上質紙
・特殊紙

の4種類があり、インパクトや特徴のあるパンフレットにしたい場合は特殊紙を用います。
オシャレな会社案内にしたい時には、和紙風や凹凸のある用紙、面白さを出したい時はキラキラした加工などもあります。
紙による印象の違いは大きく、見た目だけでなく、手触りによっても変わってきます。
使う用紙により印刷費用も変わってきますので、予算に合わせて決める必要もあります。

製本の種類

製本の種類も何種類かありますが、良く使われる製本は
・中綴じ
・折パンフレット
・ポケットファイルタイプ

になります。

製本の種類

製本の種類によって適したページ数がありますのでページのボリュームや、会社案内の配布用途、予算に合わせて選びます。
ページ数が多い会社案内であれば中綴じ、完結にまとめた物や商談で広げて見せたい時は折パンフレット、常に最新情報での提供や差し替えが多い、配布先に応じて追加で資料を入れたい場合は、ポケットが付いているファイルタイプが良いでしょう。

■会社案内制作の流れ

会社案内パンフレット制作の流れ

次は会社案内の制作の流れです。工程ごとに説明していきます。

おおよそのページ数と予算決め

会社案内に掲載した内容に必要なページ数と、予算を予め社内で決めておきます。
この段階ではおおよそで問題ありません。

業者決め

おおよそのページ数で見積書を取り、予算と合わせて業者を選定します。
金額以外にも過去の実績を見させてもらいデザインや提案力も確認しておきましょう。

カタログ・チラシのお問い合わせは

企画・構成を決める

業者が決まりましたら打ち合わせを実施、会社案内のページ構成を決めます。
打ち合わせの際は現在使っている会社案内や掲載して欲しい資料も用意しておくと良いです。

掲載内容決め

ページ構成を決めましたら、各ページに掲載する内容を決めます。
掲載できる情報量に限りがありますので内容は絞りましょう。

デザイン制作

会社案内の目的や用途、配布先に合うデザインにしましょう。
業者にイメージを伝える際はニュアンスで伝えると理解してもらいづらいので、
参考になるようなカタログをインターネット上で探して伝えると良いです。

印刷・製本

デザインが完成しましたら最終段階です。
入稿用のデータに誤字脱字や誤りがないかしっかり確認しましょう。
最終チェックが完了しましたらいよいよ印刷と製本です。

■会社案内制作の注意点

会社案内制作の注意点

最後に会社案内を制作する上で注意点がいくつかあります。
会社案内制作を成功させる為に注意点を踏まえて制作を進めましょう。

目的・用途・ターゲット明確に

何回かお伝えしてきましたが、会社案内を制作する上で目的・用途・ターゲットを明確にする事は非常に重要です。
この3つを曖昧にしてしまうと、パンフレットの中身も曖昧になってしまい、誰にも刺さらない会社案内になってしまいますので注意が必要です。
掲載内容やデザインを決める要素であり、制作に関わるメンバー全員の認識を同じにする為にも必要ですので、「目的・用途・ターゲット」はしっかり決めてからスタートするようにしましょう。

ページ数と印刷部数の決め方

会社案内の部数に適正や正解はありませんが、部数を決める方法としては
・先に掲載したい内容を決めて必要ページを計算する
・先に予算を決めてからその予算内で制作できる部数にする

があります。掲載内容なのか、コストなのか、何を重視するかで決めましょう。
また、費用に絡むところですと印刷部数も同じ事が言えます。
企業様で時々見らえるのが多く刷った方が割安だからという理由でたくさん印刷してしまい、
使いきれず廃棄する場合や、勿体ないからと内容が古くデザインが時代に合わなくなっても使い切るまで刷新しない場合があります。
これでは、せっかく「目的・用途・ターゲット」を決めて制作しても意味が無くなってしまいます。
内容が適していない会社案内を配布する事はむしろマイナスのイメージを与える事になりますので、2~3年ほどで使い切れる部数を計算して発注するようにしましょう。

撮影や文章をプロに依頼

会社案内に掲載する写真や文章はパンフレットの印象に大きく影響します。
費用を抑える為に社内で写真撮影や文章を作成すると他社のパンフレットと比べた際に差を感じ後悔する場合があります。
より質の高い会社案内にする為にも思い切ってプロに依頼する事も必要です。
特に表紙などの大きく掲載する写真、代表挨拶のようなメッセージ性の高い文章はプロにお任せした方が良い場合があります。

入稿前の確認

会社案内パンフレットのような印刷物は印刷後に誤字脱字や掲載内容の誤りがあっても修正できず刷り直しか、テープで貼る事になってしまいます。
掲載内容やデザインにばかり目がいってしまいがちですが、納品後に落胆しないように最終チェックはしっかり行いましょう。
1人の人が確認すると間違いを見落としてしまいますので、必ず数人体制で確認するようにしてください。

まとめ

本記事では会社案内の制作を初めて行う際にも困らず円滑に進められるように、
掲載内容や仕様の決め方とポイント、制作の流れ、会社案内制作の注意点をお伝えいたしました。
会社案内制作の「目的・用途・ターゲット」をしっかり決めて制作を進めましょう。

会社案内制作を成功に導くには依頼先の選定も重要です。
気軽に相談できる制作会社をお探しの際は、下記エー・エムー・ティーまでお気軽にご連絡ください。

カタログ・チラシのお問い合わせは

【この記事のライター】

筆者情報

AMT編集部

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