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2024.05.07Web制作
最終更新日:2024年7月26日
サイトリニューアルで失敗しない手順、タイミング、成果を高める方法とは
サイトリニューアルをする際はただ見た目を一新するだけでなく、目的に沿った成果に繋がるwebサイトにしたいものです。
本記事コラムでは、サイトリニューアルで失敗しないための手順、タイミング、成果を高める方法、注意点、成功ポイントなどを解説します。
■サイトリニューアルとは?
サイトリニューアルとは、webサイトの内容を大幅に変更する事で、見た目や機能面、コンテンツ内容が大きく変わるため、新しいwebサイトに作り変える作業になります。
ただこのサイトリニューアルにも規模により、内容は変わってきます。また編集・更新との違いも分かりづらいため細かく説明いたします。
サイトリニューアルの規模の違い
サイトリニューアルには規模があり、それぞれどこまでやるのかが変わってきます。
更にほぼ全ページに近いページのコンテンツ内容の変更、追加コンテンツの作成などを行うこともあります。
一般的なサイトリニューアルは、
サイト全体のデザインやシステムの変更を行う事です。メイン画像、背景、レイアウト含めて一新します。またこのタイミングでCMS(ホームページ更新ツール)やサイト内のシステムも併せて変更する場合があります。
更に規模の大きいサイトリニューアルでは、コンテンツ内容の変更も行います。
既存サイトの掲載内容や文章を流用ではなく、サイト構成の見直しから行い、各ページに掲載する内容や文章も変更します。導線など変更するため、構造的な部分含めてのリニューアルとなります。
サイトリニューアルと編集・更新の違い
サイトリニューアルと似た言葉で、サイトの「編集・更新」がありますが、この違いは分かりますでしょうか?
「編集・更新」はwebサイトの1部を変更する事です。
ページ内容の文章や画像を変更、情報を追加掲載したなどの作業になります。
サイトリニューアルとは変更になる箇所の規模が全く違います。サイトリニューアルと編集・更新の違いはこの規模の違いになります。
■サイトリニューアルの適正タイミングとは
サイトリニューアルが必要になる適正なタイミングとはいつなのでしょうか?
タイミングとして、作成してから、もしくは前回サイトリニューアルしてから何年といった具合に期間で図る方もいるようです。
しかしこのタイミングも、一昔前は10年、少し前は5年、近年ではスパンの早いところでは1~3年くらいでサイトリニューアルを実施しています。
そのため期間で安易に決めるのではなく、他の要因で決める事が適切です。
このタイミングには様々な要因がありますが、現在のwebサイトがこの要因に当てはまる事が多くなった時が、サイトリニューアルのタイミングといえます。
webサイトの見た目が古くなった
webサイトの見た目が古くなったとは
・デザインが古く感じる、時代と合ってない
・サイト幅が現在のパソコン画面サイズと合わない
・文字サイズ、フォントの種類、掲載画像に時代を感じる
などです。
見た目が古いwebサイトは、長年サイト更新していない、掲載情報も古そうと思われてしまい、サイトにおける信頼度が低くなります。また、サイトを管理している会社自体への信頼度にも影響するため、見逃せない要因の1つになります。
ただ、サイトリニューアルのきっかけとして多いのがこの要因ですが、見た目だけでリニューアルするのは費用対効果が悪いので、他の要因と合わせてリニューアルする事をおすすめします。
掲載内容が古い、異なっている
掲載内容が古く、異なった情報を掲載している事は、せっかく見に来てくれたユーザーに失礼なことです。間違った情報を発信する事で誤解を招く恐れもあり、信頼性に欠けます。
少量であれば編集・更新で済みますが、大幅な変更が必要であればサイトリニューアルが必要になります。
情報が探しづらい、使い勝手が悪い
定期的に更新しているwebサイトですと、長年使っている間に情報が溢れてしまい、ユーザーが知りたい情報に辿りづらく、使い勝手の悪いサイトになりがちです。
トップページがバナーだらけでごちゃごちゃしてしまい、導線も複雑になり、ユーザーがサイト中を情報求めて探し回る事になります。
このようなサイトでは途中で離脱してしまうため、直帰率やエンゲージメント率が悪くなりSEO対策にも悪い影響を及ぼし、サイトの目的も達成できません。
一度サイト構造や、UI、導線設計の見直しをする必要があります。
ターゲットや目的が変わってきた
以前サイトリニューアルもしくは、webサイトを作った時から年月が経過し、経営方針や営業戦略が変わった事から、ターゲットや目的が変わってしまう事はよくある事です。
また以前のwebサイトを作った際は、ターゲットや目的を気にせず作った、担当者が違っていた、webサイト自体の用途が違っていた場合もあります。
ターゲットや目的に合っていないwebサイトでは、結果に結びつかないため、合っていないと感じた場合は、サイトリニューアルのタイミングといえるでしょう。
webサイトが更新しづらい
サイト更新に関する課題もサイトリニューアルのタイミングで多い要因です。更新できる仕組みがない場合は、その都度制作会社に更新を依頼する必要があるため、手間や費用が掛かり気軽に更新ができません。
また現在使っているCMS(ホームページ更新ツール)が使いづらい場合も同じく気軽に更新できませんし、更新の度にストレスを感じるでしょう。古いCMSの場合はセキュリティ面も心配なため放っておけない問題でもあります。
webマーケティング戦略が現サイトだとできない
現在はwebサイトの活用をwebマーケティングの一環として捉えて、明確な目的を持たせ、新規顧客獲得や人材確保、購入といった結果に結びつけたいと思う企業が増えてきました。
しかしながら過去に作ったwebサイトでは行いたいwebマーケティングを実施するのが難しい場合があります。
そのような時はやはりサイトリニューアルが必要になります。目的やターゲットの設定、コンテンツ内容の見直し、導線設計に加え、SEO対策も考慮の上検討すると良いでしょう。
■サイトリニューアルを行う時期(開始と公開)
前述ではサイトリニューアルのタイミングについて説明いたしましたが、今回は開始時期と公開タイミングの時期を説明いたします。
サイトリニューアルをする際にお客様がお悩みになるのがこの2つの時期です。どのような時期があるのか例を含めて説明しますので、参考にしてください。
サイトリニューアルの開始時期
サイトリニューアルの開始時期は比較的決めやすい「時期」です。
決める際に必要になるのが、公開時期とサイトリニューアルに掛かる日数です。先に公開時期を決めて、あとは掛かる日数の逆算で決める事ができます。
サイトリニューアルに掛かる日数は、一般的な仕様の場合は、20~30ページ以内のものでしたら3ヶ月くらいですが、何百ページもあるような大規模なサイトですと半年~1年以上掛かる場合があります。
リニューアルするwebサイトの規模やデザインの複雑さ、組み込むシステムの内容、各コンテンツのボリューム、動画の有無なので変わってきます。
開始時期を決める際は、制作会社にスケジュールの確認をしましょう。
サイトリニューアルの公開時期
サイトリニューアルする理由が時期と関係していれば決めやすいのですが、そうでない場合はいったいどのタイミングで公開したら良いのか悩まれるお客様は非常に多いです。
公開タイミングの時期として多いのは、
・年末もしくは年始
・年度末もしくは年度初め
・決算月もしくは期初め
です。
その他ですと、
・新事業の開始
・新商品の発売
・イベント開催
・採用募集
などに合わせて公開する場合があります。
■サイトリニューアルの手順
サイトリニューアルの一般的な流れは以下になります。
- 現在の課題分析
- サイトリニューアルの目的、要件、ターゲットを決める
- 制作会社の選定
- 制作会社と打ち合わせ
- 仕様設計
- サイトマップの作成
- ワイヤーフレームとデザインの作成
- 素材(画像、イラスト)、原稿の準備 ※写真撮影
- 修正
- コーディング(web制作)
- デモサイトにて動作検証、最終確認
- 公開
1つずつ説明いたします。
1.現在の課題分析
まずは現在の分析を行い、課題の洗い出しから進めます。サイトリニューアルはデザインを一新するだけでなく、現サイトの解題や、現在抱えている経営や営業における課題を一緒に解決できるチャンスです。
そのため分析と課題の洗い出しは、現サイト・経営・営業にて行うようにすると良いでしょう。
2.サイトリニューアルの目的、要件、ターゲットを決める
現在のサイトや経営、営業の分析と課題を元に、リニューアルの目的、要件、ターゲットを決めていきます。
webサイトの構築方法やCMSの導入や切り替えについても決めます。
もし現在マーケティングの取り組みをされている場合は、その内容を一覧にして分析と課題の洗い出しをして、今後取り組み計画も決める必要があります。
3.制作会社の選定
サイトリニューアルにおける制作会社選びは非常に重要です。数社から話を聞き選ぶようにしてください。
金額以外に実力を確認する必要がありますので、提案書やデザインのスキルを重要視したい場合は、デザイン案を提出してもらうと良いでしょう。
4.制作会社と打ち合わせ
制作会社が決まりましたら、いよいよ打ち合わせです。こらから制作してもらうにあたり情報を出来るだけ多く、細かく伝える事が大事です。
- 分析と課題の洗い出し結果
- サイトリニューアルの目的、要件、ターゲット
- webマーケティングの取り組み予定
- デザインの希望
などを伝えてください。その上でプロから意見や提案をもらうと良いでしょう。
5.仕様設計
制作会社との打ち合わせを元に仕様設計をまとめます。
これからサイトリニューアルに携わる人全員が共通認識を持てるように、できるだけ具体的に詳細にまとめる事が重要です。
webサイトの制作に入ってから打ち合わせで決めた内容と合っているかどうかの確認にも使えます。
6.サイトマップの作成
サイトマップとは、webサイトの設計図でサイト構造をまとめた図になります。
サイトリニューアル後のサイト構造が分かるように、現サイトから残すページ、新しく作るページをページの階層が分かるようにまとめます。通常、ツリー上もしくはExcelで表にします。
このサイトマップに記載のないページは作られないので、漏れがないように作成するようにしましょう。確認が大事です。
7.ワイヤーフレームとデザインの作成
サイトマップが作れましたら次はいよいよ制作です。
まずはワイヤーフレームとデザインの作成ですが、ワイヤーフレームから始まります。
ワイヤーフレームとは、各ページのレイアウト案でページの下書きのような物です。
このレイアウトが決まると、ワイヤーフレームにデザイン要素を加えてデザイン案を作成していきます。
デザインに興味関心がいきがちですが、関連ページへのリンクやコンバージョンへの誘導など内部リンクをどうするかも重要です。細部までしっかり考えて決めましょう。
webですので後からでも修正は可能ですが、出来るだけ無駄な修正が発生しないように、効率良く進めるためにもこの段階でしっかり決めておく事が大切です。
このワイヤーフレームとデザインですが、ページ数が多い場合は全部作ると非常に多くの時間を要することになり、費用もその分高くなります。
必要最小限の作成で十分の場合もあるため、制作会社と話し合って決めてください。
8.素材(画像、イラスト)、原稿の準備
webサイトに掲載する素材(画像、イラスト)や原稿の準備は、できればデザイン制作に入る前に制作会社に提出できるのが理想的です。その方が公開後のwebサイトに近い形で確認ができますので、イメージがしやすく確認がしやすいです。
もし難しい場合は、遅くてもコーディングに入る前には提出するようにしましょう。
素材や原稿は制作会社で用意してもらう事も可能ですので、自社で準備が難しい場合は依頼してください。ただ、別途費用が掛かる場合もありますので確認が必要です。
原稿に関しては自社の事は自分達が一番良く理解しているので、自社で作るのが一番内容が良いものが出来ますが、依頼する際はヒヤリングを受けて作ってもらうと良いでしょう。
9.修正
ワイヤーフレームやデザインの修正は、納得がいくまでしてもらうのが良いですが、
契約内容によっては修正回数が決められている場合もあります。
良く確認するようにしてください。
10.コーディング
webサイトのデザインが決定したらコーディングに入ります。コーディングとは、ソースコードを用いてサーバーにホームページを構築する事です。
コーディングに入ると大幅な変更が難しくなり、また制作会社によっては追加料金が発生する事があるため、コーディング前にしっかりデザインを決め、気になる箇所は修正してもらいましょう。
11.デモサイトにて動作検証、最終確認
コーディングが完了しでデモサイトが完成したら最終確認です。この段階では非公開になっているので関係者しか見る事ができません。
仕様設計を元に決めた内容通りに出来ているのか、動作に問題がないか、デザインが崩れているページがないかなど、全ページリンク含めて問題箇所がないかを確認する作業です。
お問い合わせフォームも実際に入力して問題なく入力できるかと、登録後の返信メールに問題ないのかも確認してください。
またユーザーが様々なブラウザで閲覧をするため、全てのブラウザにて確認をしましょう。その際に、各デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)から確認をするようにしてください。
問題箇所があるまま公開するとサイトの信頼を失いますので、入念に確認する必要があります。
12.公開
動作検証、最終確認にて問題がない事が確認されましたら、いよいよ公開です。
いったんお疲れ様でした。
ただこれでサイトリニューアルは終わりではありません。
目的をもってリニューアルをしているのですから、成果に結びつくwebサイトになるように、運用を開始する必要があります。
■サイトリニューアルのメリット
サイトリニューアルにはたくさんのメリットがあります。
・イメージアップを狙える
・webサイトの課題の改善ができる
・セキュリティ面が強化される
・新規顧客の獲得ができる
それでは、1つずつ解説していきます。
イメージアップを狙える
サイトリニューアルには必ずデザインの一新が付き物です。このデザインの変化にはイメージを変える力があります。
特に古いデザインから時代に合った新しいデザインになった際は、イメージアップに繋がります。
デザインの一新と合わせて、見やすさや使いやすさも改善すれば、更に良いイメージに繋がる事でしょう。
また、SNSや求人サイトなどの外部サイトに貼られてリンクからクリックしてサイトを見た際に、デザインや情報が古く、見づらいwebサイトでしたらイメージが悪くなります。その逆で綺麗なデザインで情報が最新で見やすく使いやすさサイトであれば、良いイメージを持ってもらえます。
結果、企業のイメージ向上にもなります。
webサイトの課題の改善ができる
サイトリニューアルをする際には、現在のサイトにおける課題を改善する事ができるチャンスです。また改善する事自体が目的ともいえます。
更新が外注で費用が掛かり過ぎているのであれば、CMSを導入して社内にての更新に切り替える事ができます。
コンバージョンが少なく悩みであれば、導線の見直しやコンバージョンの種類を設けハードルを下げる工夫もできます。
営業エリアが海外も含まれているのに多言語対応していないのであれば、サイトリニューアルで対応する事により、海外からの問い合わせを増やす事ができます。
まだスマホ対応ができていないのであれば、対応する事によりユーザーがどのデバイスでもサイトが見やすくなり評価が上がります。
このようにサイトリニューアルする事により多くの課題の改善ができます。
セキュリティ面が強化される
サイトリニューアルをする事はセキュリティ面の強化にも繋がります。バージョンが古いCMSやシステム、古いソースコードはサイバーテロの標的になりやすいです。そのため最新にする事で標的にされる事から免れる事ができます。
また、まだSSL化されていないwebサイトの場合は、対応する事でセキュリティ面の強化はもちろんの事、閲覧するユーザーに安心感を上げる事ができます。
SSLはGoogleの評価にも繋がりSEO対策にもなります。
新規顧客の獲得ができる
サイトリニューアする際に、SEO対策を行う事により検索結果の表示順位を上げる事が出来ます。
表示順位が上げれば多くの人の目に触れ貴社の事を知ってもらえます。またクリック率も上がりますので、サイトのアクセス数も上がります。
サイトへの流入が増えれば増えるほど、お問い合わせや資料請求といったコンバージョンにも繋がりやすくなります。
このように良い循環が生まれ新規顧客の獲得ができるようになります。
■サイトリニューアルの成果を高める方法
せっかくサイトリニューアルをするのですから、成果に結びつけられるwebサイトにしたいはずです。
そのためには「効果を高める方法」を行う必要があります。最大限に成果を高めるためにその方法を説明いたします。
サイトリニューアルのお知らせ
サイトリニューアルは、webサイトにユーザーを誘導するためにとても有効な手段であり、多くの方に閲覧していただけるチャンスでもあります。
ただその為には、サイトリニューアルした事を告知する必要があります。
FacebookやX、LineなどのSNSやプレスリリース、メールマガジンにて、サイトリニューアルのお知らせをしましょう。
webサイトがリニューアルされたと知れば、どのように変わったのか興味を持ち、webサイトに来てくれるはずです。
メールマガジンのタイトルにサイトリニューアルが分かる言葉を入れれば、通常より開封率も上がり、そこからのクリック率も上がる可能性があります。
またサイトの閲覧数も増える事により、ドメインパワーに影響を与え、サイト評価がも上がりSEO効果があります。検索順位の上昇も狙える可能性があります。
SEO対策の確認
サイトリニューアルは良いことばかりでなく、気をつけないとデメリットになる場合がありますので、注意が必要です。
気を付けないとSEOへ影響し、検索順位が下落するためアクセス数が減る事になります。
リスク回避のためにも必ずチェックし実行してください。
- XMLサイトマップを設定もしくは更新する
- URLが変更になったページにはリダイレクト設定をする
- 情報の整理が大事だが、文字数を減らし過ぎない(同キーワード上位表示の平均文字数は確保)
- リンク切れがないかの確認(過去サイトのURLやデモサイトのURLのままになっている時があります)
- Googleへのインデックス申請
- noindexやcanonicalの設定
- 各ページの表示スピードの確認(遅い場合は修正が必要)
上記を怠るとせっかくサイトリニューアルしたのに、かえってアクセス数が減る事になりますので気を付けましょう。
リニューアルサイト公開後が大事
サイトリニューアル後は、リニューアルの目的に沿った改善が出来ているのかの確認と対策の実施が必要です。
- サイトへの流入数
- ページビュー数
- エンゲージメント数と割合
- コンバージョン数と割合
などをGoogleアナリティクスやSEOツールにて確認して、問題箇所がないかをチェックしてください。
サイトリニューアル前に調査して決めた事を実施しても、必ずしも予定通りに効果が出るわけではありません。
確認して、もし問題箇所があれば速やかに改善が必要です。
また改善した後も定期的な効果検証が必要になります。効果測定と改善、検証をPDCAサイクルで繰り返し実施しましょう。
■サイトリニューアルをする際の注意点
サイトリニューアルの注意点を事前に知っておき、回避する事に失敗に終わることを防ぐ事ができます。
そこでよくある失敗例として注意点を紹介します。
サイトリニューアルの目的を明確にする
サイトリニューアルの目的を明確にせず曖昧なまま進めると、曖昧なサイトになってしまい、リニューアルをした意味が無くなってしまいます。
そのような事態を防ぐため、サイトリニューアルの目的を明確に決めてから、リニューアルするようにしましょう。
リニューアルの目的例としては下記があります。
- ブランディングを意識したデザインとコンテンツ制作
- スマホ対応(レスポンシブ対応)
- 更新を社内運用する
- CMSの変更
- SEO対策のためのサイト構造の見直し
- コンバージョン(問い合わせ、資料請求、購入など)改善
サイトリニューアルの目的は重要です。しっかり決めてから実施しましょう。
制作会社の選定
サイトリニューアルをどこの制作会社に依頼するかで、リニューアル後のサイトの完成度が変わってきます。
- 実績
- 提案力(提案書をもらい確認)
- 導入するCMSの種類
- webマーケティングやSEO対策への知見
- セキュリティ対策
- アフターフォロー
などを考慮して自社に合った業者を選ぶと良いです。
制作会社選びの失敗は、サイトリニューアルの失敗に直結します。
話を聞いて良いと思ったところには、見積書以外に提案書をもらい、良く内容を読んで決めるようにしましょう。
デザインしかリニューアルしていない
サイトリニューアルにおいて、デザインの一新も大事な事ではありますが、それだけですと得られる効果が明確でなく、また少ないかもしれません。
残念な話ですが、ユーザーは貴社のサイトデザインに興味を持っている、もしくはデザインが変わる事に期待している事はあまりありません。正直ないでしょう。
デザインしか変えないのは、サイトリニューアルとしては一番費用が勿体ないケースです。
そのため、費用を掛けてサイトリニューアルをするのですから、見た目も大事ですが、費用対効果を考えて他の目的を入れたリニューアルにした方が良いでしょう。
使いやすさ、見やすさの考慮
サイトリニューアル後にユーザーから聞く意見として、見づらくなった、使い勝手な悪くなった、以前見ていたページ(情報)がどこにあるのか分からなくなったという意見があります。
企業側が思うよりユーザーは、webサイトの変化に対応するのが難しいもので、使い慣れたサイトの方が快適に感じます。
特にユーザーの年齢層が高い場合や、リピーターが多いwebサイトの場合は注意が必要で、サイトの変化について来られずに、離れてしまう事もあります。それだけUIやUXは大事な事です。
不便に感じられてしまってはサイトリニューアルが台無しですので、ユーザー目線に立って設計する必要があります。
- 見やすいデザインやレイアウトにする
- 情報を探しやすい導線にする
- 以前よく見られていたページは残す
- ページの階層は分かりやすくする
- 分かりやすいメニューにする
- 読み込み時間が長くないか確認する
以上に気を付けてサイトリニューアルをしましょう。
コンテンツ内容が以前と同じ
サイトリニューアルした際に、見た目は変わっているけど、内容が変わっていないwebサイトを時々目にします。リニューアルしたのに、全ページ以前と同じコンテンツ内容で良いはずがありません。必ず情報更新や追加のページ制作が必要になるはずです。
ユーザーが多く検索するキーワードを調べてユーザーの行動心理を把握して、コンテンツを作成するようにしましょう。
ユーザーの満足を得ずにして、成果を高める事ができません。
サイトリニューアルまでをゴールにしない
サイトリニューアルがゴールになってしまう企業がありますが、それではサイトリニューアルに掛かった費用や時間が勿体ないです。
サイトリニューアルを成功させるか、失敗に終わるかは、公開後の運用に掛かっています。
リニューアルをする際には、公開後の事を計画し、その内容を考慮したwebサイトにする必要があります。
サイトリニューアルの目的を最後まで忘れない
サイトリニューアルには手間や時間が掛かります。その為、通常業務との兼任で忙しく大変になり、最初決めた目的を忘れてしまい、悪い場合は面倒くさくなりwebサイトの内容に妥協してしまう事があります。
大変な事は理解できますが、途中から制作会社に丸投げでお任せになってしまう企業をたくさん見てきました。特にデザインまでは興味を持って進めていただけるのですが、コンテンツ内容になると急にトーンダウンし、以前のサイト内容の流用をしようとするケースがあります。これでは成果を高めるサイトリニューアルにはなりません。
最後まで目的を忘れずに進めましょう。
まとめ|サイトリニューアル成功のポイント
サイトリニューアルの目的はただのサイト改善ではなく、経営や営業課題の改善でもあります。現在の経営に関する問題を把握し、その課題をリニューアルしたwebサイトで解決できるようなサイトにする事で、サイトリニューアルの成果を高める事ができます。
ただその成果は直ぐに出るものではありません。
公開後の運用をしっかり行う事で、初めて効果を感じる事ができます。サイトリニューアルの成功はこの「公開後の運用」に掛かっています。
成果を高めるためにも、webマーケティングを取り入れたサイトリニューアルにすると良いでしょう。
運用には制作会社の支援も必要です。そのため依頼先の選定は非常に重要です。
気軽に相談できる制作会社をお探しの際は、下記エー・エムー・ティーまでお気軽にご連絡ください。
【この記事のライター】
AMT編集部
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